アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『ひとりじめマイヒーロー』

全12話視聴完了。

きた、BがLで、もう大好物です。癒しです。変態お兄ちゃん、口元のホクロがセクシー過ぎます。犯罪です。この大柴兄弟に悶えるしかないね。小悪魔なの? 悪魔なの?? 大魔王なの??? もう、翻弄されっぱなしの12話ですよ。ありがとう。

掴みは大柴家の弟君こと友情小悪魔な健介に、再開したきらきらイケメン支倉麻也君の「また絶交するか、俺に抱かれるか」攻撃。そして本命、ヘタレヤンキーで要保護観察の勢多川正広に、熊殺しの異名を持つ高校教師のお兄ちゃん康介さん。康介さん、もう、「お前の気持ちには答えられない」抱かれたいって顔しているよとか、そんなので正広君意識させて、学校で出席簿でお顔隠していきなりキッス。「彼女作れよ」とか。もう、それで自分の手に落ちて来るのを待って、大人、しっかりして。そんな執念深いなら、もう、高校卒業するまで待てや。犯罪だから、お兄ちゃん。お兄ちゃん。それ、捕まるやつです。先生、それはもうニュースになってしまいます。危険です。もうちょい我慢して下さい。窓ガラス割って正広君のお部屋に侵入し押し倒すのは、ちょっと引きます。

取り合えず、アニメでは共に床に入らず。入らないけれど、押し倒したり、ホテルに行ったり、秘事だね。うん。これは行間というか、コマ間を読みますよ。やってますよ。あそことあそこは、もう。漫画ではどうなってらっしゃるのかしら。買うしかないよ。本棚の隙間など考えずに買うよ。仕方ないよ。

一応、キャラクターが急に手ぶらになるのとか、バーでPCでお仕事していたお兄ちゃんが手ぶらで帰るのとか、急に場所が代わったりだとか、もやしがやたらと黄色かったりだとか、そういうのはもうこのBがLの前では、愛しかないから、目には入ったけれどっも意識からは逸らして見られました。

総評としては中の中。ここ暫くの疲れが癒された。

 

『地獄少女 宵伽』

全6話+回顧録6話視聴完了。

懐かしい。地獄少女3期まであって、最後、8年前。そう言えば、恨みはらします。すっきりではなく、嗚呼、そうは綺麗に終らないよねと。そしてコメディ調だったり色々あったよななど、思い出した。地獄少女のビジュアルが可愛くて忘れていたけれど、系統としては『笑ゥせぇるすまん(『笑ゥせぇるすまんNEW』 - アニメ視聴否忘失録)』だったなと。

内容としては特に変わりなく、午前零時にだけアクセスできるウェブサイト『地獄通信』に怨みを持つ相手の名前を書き込むと、長いぱっつん黒髪セーラー服の赤い目の少女が現れて、呪った相手を地獄に流してくれる。その代わり、自分も死後は地獄に。「人を呪わば穴二つ」

最初はPC.。携帯電話が登場し、今はスマートホン。これはアプリにでもなったのかなとか、時代は進化しつつも、根本的な物は変わらないなとか。『地獄少女』再びとテンション高く放送を楽しみにしていた身としては、新作が6羽までというのは少々物足りなく感じた。が、その前半6話では謎の少女ミチルが登場し、地獄少女後継者登場かなという内容であった。あいちゃん引退したげだったよなとか、8年前の記憶を思い出しつつ、嗚呼、回顧録やるのであれば、いっそもっと見返したいななどと思ったり。これからミチルちゃんが地獄少女となり、地獄少女も忙しそうなので2人体制なのか、あいちゃん引退なのか、色々気になる所ではあるなと。ミチルちゃん、色白でホクロは何とも言えない色気があって、グレーの髪に、正統派あいちゃんとはまた違った魅力があるよね。

地獄少女好き、可愛いという記憶補正入って今回の宵伽を見てしまったが、やっぱり骨女は美人だし、一目連は若くて可愛いイケメンだし、輪入道は渋めのイケメンだし、もう、キャラクター魅力的だよね。

 

それにしても、人を呪うって凄いなと改めて思う。自分の地獄行きを確約されてまで人を呪うって、当然だともお思いつつも代償が大きいなと。なんだろう、ここまで人を憎く思うって、愛情と表裏一体だったりもするよな。辛かったら逃げるという選択肢もあるし、関わらないということもできる。人を呪ったり、恨むって、それだけ他人を意識することないな。無関心になりがちだよなとか、色々なこと考えてしまった。そう言えば『地獄少女』放送時、アニメ見ない層から面白いアニメあるんだよとよく聞いたな。

総評としては中の中。OP格好良かった。

 

ノイズ(期間生産限定盤)

ノイズ(期間生産限定盤)

 

『クリオネの灯り』

全12話視聴完了。

10分の短編アニメ。感動させます系。好きな人は好きなのだと思うけれど、どうも穿った見方をしてしまう自分としては、最初から重たい感じで、嗚呼、この実(ミノリ)ちゃんは死んじゃうのだろうなと思うと、素直に感動はできなかった。最後のファンタスティックなちょっと不思議な出来事は予想外で嫌いではないのだけれど、物語りのために作られたキャラクターと物語りという感じが強過ぎて、自分には駄目だったよ。

主題はイジメで、いじめられっ子で病弱で両親もいなくてという、もう幸薄い実という少女が主人公。学校では何もできないけれど、そんな彼女が気になって、笑顔が見たいと願う方(タカシ)君と杏子(キョウコ)ちゃん。ある雨の放課後、偶然出会った実ちゃんに声をかえて、友達になって、水族館に行って、実ちゃんは体調を崩し学校に来なくなって。それから2ヶ月後、方と杏子の元に届いた不思議なメールと夏祭り。夏祭りには実がいて、一緒に過ごす夜。そして、実ちゃん実はその晩に死んでいて。

なんというか、何時、実ちゃんとそんなに仲良くなったのだろうと。そして、実ちゃんもちょっとというかかなり不思議ちゃんだよなとか。そして何より最後の夏祭り。たこ焼きブラザースとか急になにそれとか、いじめっ子の改心しっぷりとか、電話、どうして連絡がとか、色々、訳がわからない。急展開の説明調。

短くてさっくり泣ける話しとしては王道なのだろうな。そして少しだけ入れられるファンタスティックな展開と、わかり易い道徳的物語りという感じで。イジメ良くないよね。死んだらどうなっちゃうのだろうね。嗚呼、駄目だ。こういう泣ける系お話しとか、感動系お話しを肯定しないと自分が本当に汚い人間な気がするのは何故だろう。凄く嫌になる。が、やっぱり好きになれない。

総評としては下の上。

 

『スカートの中はケダモノでした。』

全12話視聴完了。

エロ5分アニメ枠。前回のこの枠は『僧侶と交わる色欲の夜に…(『僧侶と交わる色欲の夜に…』 - アニメ視聴否忘失録)』だったね。あれは木魚wとゲラゲラ笑いながら見たけれど、この『スカートの中はケダモノでした。』は突っ込み所が多いものの、特に特筆することもなく、色々と適当だなという印象のまま終ってしまったね。

ストーリーとしては、主人公の女子大生は男が苦手。ある日、友達に連れられて行った街コンで偶然出会った美少女が実は女装したイケメン。でもってイケメン君は女子が苦手で、初めて主人公に恋をして、ちょっと強引になってしまいつつも、最終的に両思い。

なんというか、もう、勝手にやっていたら良い。所構わず欲情し盛って、変態カップルですね。エロマンガで読むとまぁと流せるのに、アニメでやられると、若干、引く自分がいるよ。何故だろう。

色々あるうけれど、一番、駄目だったのは、最初の街コンが街コンではなくどう見てもお見合いパーティーですよね。友達も、イケメンにイケメンと直接言うのはどうなのだろう。それにしても主人公の服装は子供服なのか。とか、もう導入から適当過ぎると思ってしまった。まぁ、それでもそんなものかなと思うも、表層清純ビッチである主人公の小南静歌ちゃんが、学校に突如現れた女装変態イケメンこと霧島涼君にトイレに連れ込まれた所。ノートとか、荷物どうしたの。手ぶらだよね。何処にやったのさ。その後、涼が服を買ってあげると着せた服が微妙だったり、汗をかいたからウィッグを外して化粧を落として、って外で化粧落とすのかと思いつつ、その時も手ぶら。この人たち、いつも荷物なくて、静歌ちゃんの服ってポケットないよね。お財布とスマホ、何処に持っているのだろう。身軽で良いね。そればかりが気になってしまった。

そういえば、涼君の女装後の色見は好き。

総評としては下の中。携帯コミックの宣伝アニメだね。

 

スカートの中はケダモノでした。 (Clair TL comics)

スカートの中はケダモノでした。 (Clair TL comics)

 

『境界のRINNE 3』

第3シリーズ、第51話~第75話視聴完了。

安定の高橋留美子先生。感想、特に前回と変わらず。ゆるっと安定、凄く安定して楽しめる。好き。

今回は六道りんねの転生して小学生になった母親登場。位かな、特筆すべきことは。第64話のりんねの母と父の出会うエピソード良かったな。このお母さんも只者ではない、魂子と仲の良くなる感じ、好き。今回も最後は六道りんね真宮桜の進みそうで進まない恋愛関係で終ったが、それすら安定だったなと。

総評としては中の中。安定安心。

 

『潔癖男子!青山くん』

全12話+第1話応援上映に第8話のオーディオコメンタリーも視聴完了。

ちょっと青山君、病院案件ではないですかね。完全に精神的疾患で日常生活に支障をきたしているので、専門医の診断を受けた方が生き易くなると思うよ。そして、青山君が潔癖症であることをわかっているのにも関わらず、勝手にタオルのにおいを嗅いだり、ロッカー開けたり、抱き付こうとしたり、これって虐められているのでわなかろうか。凄く嫌だし、やる方も最低だよねと。

個人的に凄く苛々してしまった。よく最後まで見たよと、思う。ストーリーは青山君は潔癖症の男子高校生で、サッカー部のエース。汚れることが嫌いなのに、サッカーは好き。弱小サッカー部に所属しているが、青山君はサッカー上手くて全国大会に出ちゃうレベルだよ。青山君大人気でモテモテでキャーキャー言われているよ。それだけの青春コメディーなのだが、男子高校生の馬鹿なじゃれ合いというか、嗚呼、駄目だった。個人的に相性が悪い。演出が完全に滑っているように思えてしまう。あのレトロなEDも最初は良いけれど何度も聞かされると寒いなと。ストーリーも大半が1話の最後にちょっと音楽かけて格好良い感じでまとめれば良いような、嫌、言っていること普通のことだから。最終話の青山君がどこか行っちゃうかもも本人の自由でしかないし、財前さんの母親の件も、勝手に周りが創造して本人と話すとか聞くということをせず独りよがりで話しが進んで行って、気持ち悪い。

一番駄目だったのは、第10話の謎の多い青山君の家を突き止めようと、部員たちが尾行し、ある民家に入っていく青山君。インターホンを鳴らしたら出て来ないよと、勝手にドアを開け進入する財前さんたち。不法侵入ですよ、それ。ギャグということで許される範囲を超えて、と言うか、最初から笑えない。更にその家は別の人の家で、そこで食事をし、ごろごろ寛いで寝るとか、どれだけ厚かましいの、彼らと。どん引きだよ。でもって、その家の主である幼馴染のサッカー選手である伊吹君と、幼馴染の梢ちゃんの食事エピソードとか、酷いにも程がある。梢ちゃんと伊吹君のサッカーシーンとか、良い話風にしているけれど、馬鹿だろうと。好意に無頓着な感じが無理。

でもって第4話の青山君のクラスメイトの成田君が実は潔癖症を我慢していてという話しも、同じクラスメイトの不潔な女子がとか、体操服泥棒の濡れ衣を着せられてとか、こいつら自分のことばかりで相手がどう思うとか考えないのかな。学校とか教室とか閉鎖空間が自分たちの常識を形作って視野を狭くしているとか気付きもしないのかなとか。嗚呼、本当に駄目だ。話し合いもできない。思い込みで動く。本当に受け入れ難い。

そもそも、青山君の潔癖症は不特定多数の使うトイレ掃除をしてまで、自分が綺麗な空間でいたいという、何と言うか、イメージで作った安易な潔癖症な気がして矛盾が所々に生まれるため、薄っぺらいなと。いや、本当に笑いに消化できない、安易さがいっぱいなのと、お前も自分の意思とか考えとか言えよ。少しは上手くやろうとか思えや。何でそんな青山君がもてるとか、どれだけイケメン設定なのだよ。絵から伝わらないよと。因みに漫画も1巻のみ読んだが、同じ感想だったな。

総評としては下の上。久々に個人的に完全に駄目だわというアニメ。好きな人には申し訳ないが、最後まで見るなよと思うほど、苛々してしまった。

 

 

『異世界食堂』

全12話視聴完了。

とん汁にバターは卑怯だろう。絶対美味しい。味噌のふくふくとした懐かしさすら感じるよく馴染んだ調味料に、豚肉の甘い油、それに茸のつるんこりこりした食管と芳醇な香りに、様々なお野菜。それがバターに合わないはずがないじゃない。卑怯だよ。最強だよ。今年、絶対やろう。白菜が安くなったら、絶対、豚汁バター試さなければ。もう、最終回に何を出すのかと思えば、完全に私を魅了してきたね。

物語としては、異世界に週に一度土曜の日だけに現れる不思議な扉。それは「洋食のねこや」という老舗洋食屋に繋がる扉だった。異世界の様々な場所に現れる扉を通じてやってくる、生まれも文化も、種族すらもバラバラな「向こうの世界」のお客たち。「この世界で生まれる異世界と現代、食堂に集う人々と店主、そして料理との一期一会を描く、温かい出会いの物語り」と、基本的に1話完結で各話ごとに異世界の様々な登場人物を取り上げ、作品自体には主人公やヒロインがおらず、様々な視点で描かれており、共通するのは「洋食のねこや」で料理を食べるということ。また、お客さん同士が「ねこや」での出会いを通じて自分達の世界で新たな関係を築いていたり、個々の話しは独立しているにも関わらず、各話がゆるく繋がっており、全体像がちょっとずつ広がっていく。

細々と爪が甘い。例えば第3話の「チョコレートパフェ」の一番底に残ったブラウニーに上のアイスクリームが溶けて染み込んでいなかったり、第4話の「オムライス」のお持ち帰りしたオムレツの断面図が不自然であったり、第10話のクレープのサイズ感とか、まぁ、上げたらキリがない。

その上、1話につき2つのメニューを詰め込んでいるため、そのキャラクターの説明や心情と、料理を食べる。それだけで終るため、結局、食べていただけだよね。そして絵や演出が特筆してるわけでもなく、主に画面を見ていなくとも説明的な感想と台詞で、嗚呼、何が起きているのか大体わかる。そんな感じなので、真剣に見るというよりも、流し見位の感覚でお手軽。

見易い。なのにこの癖になる感じは何だろう。取り立てて面白いと言うわけでもなし。ここがという場面があるわけでなし。寧ろ背景とか小物とか縮尺も遠近法も可笑しくて、ちょっと気になるよ。にも関わらず珍しくリアタイで追い掛けて、更に何度か見返していたよ。平坦で特に盛り上がりも、感情を揺さぶることなく、そのお手軽感が良いのかもしれない。そして、ただ食べているだけ。まぁ、そうなのだけれども、美味しい物の前では皆平等なのだなと。それがこの作品の本質なのかもしれない。誰も彼も店に来れば、お客様としての振る舞いを守り、品格を欠かない。美味しい物をお腹一杯食べる幸せを知っており、どんなお客も店では、食べ物の前では平等で、その平等であるということをわかっている。だからこそ互いのお気に入りメニューが一番美味しいと同じ立場で言い争えるし、一緒に楽しむこともでき、それがこの作品の見方なのかもしれない。凄く好き。

個人的に一番好きだったのは第8話の「クッキーアソート」の回。「洋食ねこや」の給仕であるアレッタさんがサラの家でメイドとして働く事になったとき、サラの留守にサラの妹が尋ねて来て、自分の私物である店長に貰った凄く美味しくて大切に食べていたクッキーの最後の5枚を全てお茶菓子として出す所、そしてクッキー缶を手に入れてあげた妹も一緒に皆で食べようと惜しげもなく振舞う所。みんな、良い人。アレッタさん、めっちゃ良い子。もうアレッタさん大好きだわ。缶入りクッキーアソートとか嬉しいよね。自分だけのクッキー缶とか、自分、誰にも分けずに食べたいと思うよ。アレッタさん良い子過ぎる。まかないを食べるアレッタさん可愛い。

それと、店主がイケメン過ぎる。第1話の登場シーンとか、もう、男前だね。それなのに第7話の「チキンカレー」の回でクロさんが少女の姿になり、裸で扉を開けたときの店主の態度が乙女で可愛い。ギャップ良い。

個人的に食べ物系が好きで、漫画も小説もエッセイもたくさん読んでいるけれど、食べ物系アニメをチェックしているけれど、この『異世界食堂』は全然食欲を刺激しない。最終話の豚汁にバターでさえ、そうきたかと既存の豚汁のイメージとバターの組み合わせが新鮮であっただけで、作中の台詞や絵で食べたいなと思ったわけではなかったので、寧ろ珍しいなと。食いしん坊だけれど安心して見られた。

総評としては中の中。個人的には凄く好き。原作読みたい。これは原作の方が面白い気がする。