アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『NEW GAME!!』

全12話視聴完了。『NEW GAME!』第2期。

sobraniepinks.hatenablog.com

いやぁ、おっさんの擬人かかと思ったけれども、何故女の子ばかりなのか冒頭で触れられていたわ。おっさんじゃなかったわ。葉月さんの趣味だったわ。なんか、女の子ばかりでリアリティないやつだったわ。2期は百合要素強め。

第1期に続き、青葉ちゃん社会人2年生。会社にも慣れてきて、キャラクターデザインに抜擢されたり、専門学校生のインターンの後輩なんかも入っちゃって、でもって八神さんが更なる成長のために海外に出ちゃったりで終る。

なんか、前からちょっと思っていたけれども、青葉ちゃん天才だわ。高卒で面接のみで入社できたとか、その前の提出物でどれだけ優秀な物を出したのだろう。でもって二年目で新作ゲームのキャラクターデザイン担当とか。もう実力ありありでしょ。そりゃぁ、八神さんもうっかり八つ当たりと言うか焦って言っちゃいけないことも言うわ。それなのに青葉ちゃん前向きに頑張るとか。更に、ネームバリューで八神さんが前面に出ての新作ゲーム発表とか納得して、それでも頑張るよとか。落ち込んでもすぐに復活して、夢をもって前向きに直向に、メンタル強過ぎ。実力がある上でメンタルも強いとか、後輩でも先輩でもいたらしんどうそうだよ。その上で、いきなり後輩に「負けませんから」と言われてもさらりと流せる人間できっている感じ。もう、強い。最強だわ。

今回、青葉ちゃんの親友、ねねちゃんも入社。個人的にねねちゃんとうみこさんの絡みが好きだった。褐色厳しめ美少女と、幼い素直元気っ子の組み合わせ良かった。

あと、皆が作っていた「PECO」というぬいぐるみ世界で気ぐるみを来た女の子のゲーム。凄く面白そう。3DSとかで出てたら買いそう。凄く可愛い。

総評として中の中。OPの「STEP by STEP UP↑↑↑↑」が頭から離れない。

 

TVアニメ「 NEW GAME!! 」オープニングテーマ「STEP by STEP UP↑↑↑↑」

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『異世界はスマートフォンとともに。』

全12章視聴完了。

ちょっとチートが過ぎるのでわないかい。なろう系小説の成れの果てみたいな評価を耳にしたが、嫌いではないよ。平凡な主人公が異世界に急に行っちゃって、何でもできて、『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり(『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』 - アニメ視聴否忘失録)』然り『オーバーロード(『オーバーロード』 - アニメ視聴否忘失録)』然り、理想が詰め込まれているよね。更に、この主人公はスマートホン持込みだけでなく、身体能力の底上げで無限の魔力と全7属性の無属性魔法が使いたい放題というちょっと神並みの能力。それでいて顔も良く、礼儀正しく、もてない理由がないよね。ハーレムできちゃうよ。世の中、異世界だけれど、ちょろいよね。最高でしょ。

物語としては、若干15歳の男子高校生である主人公の望月冬夜。神様の手違いで死んでしまった彼は異世界で第2の人生をスタートさせる。底上げされた身体能力に、異世界でも使用可能なスマートフォン。次々と出会う個性豊かな美少女達。スマフォを片手にほのぼの異世界冒険記。世界はもう彼の手の中だよ。

冒険物語にはらはらドキドキなんぞもう求められてはいないのかもしれない。安心して見られる何でもできて世界が優しい物語り。怖いよ。怖過ぎる。主人公の冬夜の物腰柔らかい笑顔の奥に秘められた、本当にどうしようもない感じ。双子の美少女エルゼとリンゼに求愛されても、サクラ、いや、あのビジュアルって2017年の今でも通用するのかと度肝を抜かれた八重ちゃんに求愛されても、はたまたベルファスト王国の王女であるユミナに求愛されても、どっち付かずな対応で誰も拒絶するわけでもなく、最終的に「皆が嫌じゃなければ4人ともお嫁さんに貰う。でも今じゃない。僕はまだ他人の人生を背負えるほど大人じゃないし、深い考えもない。だからもう少し待って欲しい」などど自分勝手で彼女らの気持ちをまったく考慮しないご都合主義的考えを、ヒロインたちに了承させるという。その答えに行き着かせるために、第11章のリンゼの抜け駆けとも取れるキッスをさり気無い流れで嗾け、更にはお姫様が主導で皆で冬夜のお嫁さんになるという流れを作ったのではないかと。彼はどうしようもなかったのではなく、全て計算。あの一歩引いたような態度の下で、一夫多妻制というハーレムを潤滑に回すために、妻達の主導を上に立つ事に馴れた上で皆が納得する地位を持つお姫様に取らせる体制を作り、更には、我輩はまだまだ未熟者故、いつ訪れるかわからないこれは出世払いでってやつを確約させて、飴と鞭。優男のふりをして、とんだ悪魔だよ。

多分、彼女達は冬夜を受け入れ、待つだろう。何なら更に彼に求愛し待つ妻候補の美少女は増えるだろうよ。ただ、リンゼだけは数年後に彼女に惚れたマッチョなんかと、自分を包み込んでくれるのは彼なのとか言って急に結婚しそう。一番、嫉妬深く独占欲も強く愛も深そうなリンゼ。それは、魔法使いの彼女は冬夜に魔法と文字の読み書きも教えた。だけれども、彼女が何年もかけて習得した力は一瞬にして冬夜に追い抜かれ、嫉妬させる隙すらなかっただろう。更に言うならば、劣等感すら消化する暇はなかっただろうに思える。それを冬夜を特別な男だから仕方がない。そんな彼を好きになる、彼に愛されたい。独占する。恋愛感情に置き換えて自分の肯定に繋げているのではないかと思う。そのためであれば、彼女は接吻と言う自分の身体を使った行為すら躊躇わない。第11章のリンゼの口付けは起こるべくして起きたのだと思う。時間の問題だったのだ。そんな彼女をいずれ冬夜は持て余すだろうし、リンゼも自分だけではないことに根本的に納得はしていないだろう。それを一時的にお姫様の統率力でどうにかしたかのように思えたけれど、きっとリンゼはリンゼだけを愛する男に出会い、リンゼも彼を選ぶのだろうなと思う。彼女には、幸せになって欲しい。

最後に一つ、冬夜が持ち込んだスマートフォンはマップ機能など便利過ぎだろう。だが、インターネットを見るだけにしか使えず、通話も神様のみとか、ツイッターで「ハーレムなう」とか「美少女キタ」とか呟けないんだよ。でもってインスタに異世界の美しい風景を上げてイイネを貰うとかできないのだよ。SNSに参加できないとか、悲し過ぎるよ。アマゾンのページは見られるのに何も買えない。何ならソシャゲで課金もできない。最新機種が出ても交換できないから、いつまでも古いスマフォでいづれどのアプリも対応しなくなって、そんなスマートフォン必要? 本当に必要?? 

総評としては中の中。深く考えちゃいけないアニメ。ゆるっと何も考えず見るには楽しい。

 

TVアニメ「異世界はスマートフォンとともに。」vol.1【Blu-ray】

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異世界はスマートフォンとともに。1 (HJ NOVELS)

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『天使の3P!』

全12話視聴完了。

小学生を性的な目で見る前提の設定というものはどうなのだろう。いや、それは穿った見方過ぎるのか。主人公ハーレム物。だが、『ロウきゅーぶ!』に引き続き、主人公男子高校生に小学生女児がたくさん。これはハーレム天国なのか、将来に期待な光源氏計画なのか、或いは画面外ではあんなことやこんなことがなのか。いや。普通に善意しかないのだろうけれども。多分、自分が如何わしい汚い大人になってしまったから、そんな邪推しかしない。最低だ。

音楽を制作しネットに公開するのが趣味の引き篭もり男子高校生である貫井響。ひょんなことから知り合った、小学5年生の少女3人。泣き虫引っ込み事案のさらさら片結びロングヘアーの潤たん、勝気で紺色ロングヘアーなぞみ、天然マイペースなくーちゃん。彼女たちはお世話になった保護者であるマスターのために、自分たちの過ごした思い出の孤児院である教会でライブを成功させたい。そのためにひびきPに協力を仰ぎ、響もそれを了承した。小学生3人組が一生懸命奏でる、ロリ&ポップなシンフォニー開幕。と、小学生バンドとトラウマを抱えた男子高校生の物語り。まぁ、更にしっかりものの妹がいて、ひびきPのイメージイラストを描いていた「霧夢」のハンドルネームで活動する人気のネット絵師の巫女さんな小学生もいて、中学生になるけれどもそのお世話係の柚葉ちゃんがいて、3人と同じ孤児院で生活する同級生の桜花ちゃんがいて。小中高制覇的な。

全体的にファンタスティックだよね。小学生に大人の使う楽器とか重いだろうとか、バンド活動上手く行きすぎとか、マスターはそんな高価な楽器を所有してどんな金持ちだよとか、元教会をイベントスペースってとか、孤島設定とか、世の中ちょろそうとか、響のトラウマ解消早いな、でも初めて登校するのに授業中にも関わらずギター持ち込むとか、どうなのと。アニメだからさらりと流されている部分も原作だときちんとかかれているのかな。そんなこと気にしちゃいけない作品なのだろうけれど。

それにしても最終回、ラスト、ひびきPは何が「やっぱり最高だな、音楽って」だよ。あんな可愛い子膝に乗せて。一緒にお風呂はいったり、キャンプや海や行って、きゃっきゃうふふ楽しい青春していて、何がと。ひびきP、音楽的才能半端ないよね。更にメンタル実は強いし、学校という小さな枠組みから出れたらちゃんと成功できる人だよね。ライブで前を向けるようにマイクの角度を少し上に変えちゃうなんて気遣いできる男はなかなかいないよ。その上、きちんと「可愛いよ」という場面で言えるし、凄いよ。気遣い屋さんで優しくて、これは皆好きになっちゃうの当然だよ。

個人的に好きだったのは、マスターと桜花ちゃんの釣りキチっぷり。急にメインのストーリー以外でこういうの好き。孤島のロッジで抱えていた魚はどう見ても発砲スチロールだったけれども。でもって、孤島で水着姿ではなく水着を見せる桜花ちゃんの天然っぷりが可愛かった。小学生が変にあざとい分、安心だったよ。

それにしても小学生と関わると「通報されちゃう」と真っ先に出て来る世の中って、嫌な世界だなと思う。

総評として中の中。好みの別れる作品だよね。楽曲、良かった。

 

TVアニメ『天使の3P!』Three Angels Complete Album♪

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「ロウきゅーぶ! 」Blu-rayスペシャルBOX(通常版)

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『武装少女マキャヴェリズム』

全12節視聴完了。

色々と思う所はあったものの、相撲のまわしに全部持って行かれた。

少年漫画原作の主人公ハーレム物で学園格闘ちょっとお色気アニメなのだが、第4節「「ワラビンピック」開幕宣言!」で、主人公の少年、納村不道が、色々細々あって自分に懐いた少女二人に更に色々あって体操着の上から相撲のまわしを締めるのが、と言うか、間接的なエロティズムの進化により多様化するフェチズム。ピンポイントで来たな、と思った。そして、お相撲のまわしを締めるのって悪くないとも。正確に言うならば、前髪眺めタレ目三白眼駄目男風なイケメンという好みのキャラクターが美少女にまわしを締めているというシュチュエーションが凄く良い。どうしよう。ここに来て新たなマニアックなツボが開花しても他に見付けるの困難じゃないかと。もう、本当に色々思うところがあったと思うのだけれど、それしか印象に残っていない程の衝撃だった。

物語としてはシンプルなもので、武装した女子に支配された「私立愛地共生学園」に不良との抗争の末に転校することになった納村。彼は自由を勝ち取るために「天下五剣」と呼ばれる少女達と戦うことになる。そして納村は強くて、彼と戦い、負けた少女達は能村君の魅力にめろめろきゅー的な。そんな安易なとも思わないでもないが、力至上主義という設定の世界で、強いものに惹かれるという点で理に叶っており、納得できるので、特に引っ掛かりはなかったなと。

多分、能村くんが凄く好きなタイプだったのだと思う。ビジュアルは勿論、不条理なラッキースケベも、よくわからないハーレムも、全てするっと流せる能村くん良かった。

それとマスコの絵はちょっと印象深かったな。スカートなのかズボンなのかどっちなのだろうと何度か確認してしまった。

総評としては中の中。本当にまわし以外に記憶に残っていない。駄目だ。

 

『はじめてのギャル』

全10話視聴完了。

表層のイメージに固執した上滑りしたラブコメ

ギャル×非リア少年の付き合っちゃったラブコメとのことですが、主人公の男子高校生、羽柴ジュンイチ君が普通にもてていてハーレム。DTを恥というのが共通認識で物語が進んでいくのだけれども、高校生で童貞とかそんなに特殊なことではなかろうよと。それをDTという一つのキャラクター性として取り出たされても、と、こっちは良い大人なのでそう思わざる得ないのですよ。更に、ギャルは貞操観念ゆるゆる。すぐヤれるとかいう妄想を押し付けて、羽柴君はクラスメイトの巨乳でギャルな八女ゆかなに土下座告白するというか、させられるとか、気持ち悪い。更に言うならば、それを強要した羽柴君の友達とか、本当に友達かなと。教室でエロ本を読むことと、彼女のできないことは繋がっていると思う。でもって羽柴君、虐められていない? と思うような事も多々あり、羽柴君は付き合う人を選んだら良いと思う。寧ろ羽柴君がもてている所を見ると、アニメの絵ではわかりにくいけれど実はイケメンで優しくてモテ素質があるのを邪魔しているのではなかろうかと深読みするレベル。でもって友人の一人は確実に本物の言動をするロリコン犯罪者だし。Yesロリータ!Noタッチ!! ですよ。あれはちょっと触れていますよ。例えロリコンでも笑いに消化できればキャラクターとして成立するのだろうけれど、あれは消化不良。無理。面白くもなんともない。最終話の豹変とか、本当にご都合主義で何も笑えない。引くレベル。ただ、第7話のバイト回にて学童のバイトを決める稔君。「ひょっとしたら幼稚園児の妹とかいるかもしれないよね」と言っているのは未来のロリータを見据えたマジ物やと、本当、なんとも言えない。

ギャルをモチーフにするならば、ギャルファッションは好きなんだけれど、それで誤解されちゃう。でもこのファッションを変えるつもりはない。位まではせめて踏み込んで欲しかった。ギャルである必要性が何処にもない。ギャルはヤれる。そんなイメージを物語のスタートとしただけでだよね。寧ろ、今時ギャルって減ってきていると思うのよ。清楚系ブームにナチュラル系ブームに、ファッションの多様化でギャルの立ち居地って変わったよね。所謂露出の無駄に多いギャルファッションって今やアムラー世代のおっさんのイメージする架空の存在ではなかろうかと思ってしまう。

同じ可愛いギャルなら、『おしえて!ギャル子ちゃん(『おしえて!ギャル子ちゃん』 - アニメ視聴否忘失録)』が上手く描いていたなと。見た目は派手だけど実は良い子で身持ちが固いギャップ萌えで。同じテーマだと思うのだけれどな。

 

それと、非リアのDTキャラなのに、友達も、高校生夏の旅行、皆でバイトして、海。とかリア充でしょ。リア充以外何者でもないよ。設定矛盾しているよ。意味がわからない。中途半端。

と、まぁ、全体的に眉を顰めつつの視聴をしていたのだけれども、最後、ちょっとわかったのは主人公も妄想萌えの自己意識の塊で駄目な奴ということと、駄目男が好きな女は一定数いるよという、物語なのだなということ。

総評としては下の上。色々書いたけれど、絵は可愛かった。ヒロインのピンクグラデ金髪は凄く可愛いかった。

 

『メイドインアビス』

全13話視聴完了。

可愛い。素敵ファンタジー世界。子供の冒険譚。完全に油断させてきたね。油断するよ。絵柄とストーリーのギャップによる効果を狙っていたのなら、その効果は絶大に機能していたし、嗚呼、世界って美しいだけではないよねと。もう、涙はらはら。画面に喰い気味で、涙すら拭けない。そんな作品だったよ。

謎の竪穴「アビス」。その縁に作られたアビスの恩恵を受け栄える街。そしてそのに暮らすアビスの探検をする「探窟家」たち。ロマン、日々の糧、アビスに眠る「遺物」を求め命がけの危険と共に奈落に挑む人々。主人公の少女、好奇心旺盛で、アビスに魅せられ、いつかお母さんのような白笛の探窟家を目指すリコは孤児院で暮らす探窟家見習い。リコはある日、アビスで少年そっくりの記憶を失ったロボット、レグと出会う。母ライザからの「アビスの底で待つ」というメッセージを読んだリコはレグと共に二度と戻って来れなくなるかもしれないアビスの底に向かう旅に出る。アビスで2人を待ち受ける様々な試練。出会い。嗚呼、もうこれが兎に角、辛辣で過酷で冷酷で残忍で。なんでこんな世界でリコは前へ、と言いますか、底へ進もうと思えるのかしら。希望を持ったりできるのかしら。

可愛らしい絵柄。子供の冒険で、背景も凄く美しいファンタスティックな世界なのに、グロテスク。特に第10話は思わず直視するのがきついくらい。顔の穴と言う穴から溢れ出す血液。アビスは上昇すると呪いを受けるという、呪いなどという非現実的な響なのに、実際に起こるのは嘔吐や意識の混濁や出血など、かなり具体的。それを真っ向から描かれたのでは、それはほんわり系かななどと見ていたこちらはもう何コレ状態ですよ。久々に『魔法少女まどかマギカ』で途惑う自分以来の予想外な物語り。なのに、『メイドインアビス』も『魔法少女まどかマギカ』も面白いから性質が悪い。面白いのは良いことなのに、もう、面白いから余計にしんどい。

ただ、勿論、グロテスクでしんどいだけではなく、リコの真っ直ぐ目標に向かっていく性格と、それをカバーしようと頑張るレグの直向さ。二人の互いを大切にする感じと、不器用な子供らしさ。二人を見守る大人の優しいだけではない厳しさ。見所も、和む箇所も多く、そんな世界だからこそ無垢な二人のキャラクター性が活きていたなと。最後のアビスの呪いを受けて人間の姿と思考を失った「ミーティ」をレグが殺す話しなど、もう、どうしようもなさが、ミーティの周りに集められたぬいぐるみが、完全に泣かせて来るよ。悩むレグに、レグの「火葬砲」などという武器の名の意味など。それも、あえてリコが眠っている間に。レグにナナチがミーティを殺す事をお願いする場面の直前、レグがナナチも一緒に行けたらと安易に口にする子供らしさが頭を離れない。その後の行為で確実にレグは一歩前に踏み出して、そして目覚めるリコに、3人で食べる美味しい食事。嗚呼、もう、いろいろあるけれど私達の冒険はまだまだ続くと。

原作もまだ完結していないし、伏線貼られまくりの第2期ありきな物語りではあったけれども、レグの目覚めから成長いう点では一段落で良かったのではないかなと思う。

総評としては中の上。原作の漫画が面白そうなのだが読み難そうでもあったので、アニメから入るのが良いかなと温め中。漫画も楽しみ。

 

『sin七つの大罪』

全12話+3.5話、10.5話視聴完了。

セクシーが過ぎる。白消し枠。地上波で放送するにはちょっと眉を顰めるシリーズ。だけれど、嫌いじゃない。

ストーリとしては、傲慢の罪により堕天した大天使ルシファー。地獄の最下層「万魔殿」で地獄を統べる魔王たちがルシファーの力を封印し、全てを失った。しかし、ルシファーは、彼女を慕う嫉妬の魔王レヴィアタン。地上で出会った女子高生の十束真莉亜と共に傲慢の魔王ルシファーとして、七人の魔王たちへの逆襲の旅に出る。

まぁ、馬鹿エロというか、全裸ってエロいというよりも、面白いねとなるよね。画面の大半が肌色で魔法陣で隠されているとか、お尻が喋っているとか。『ヴァルキリードライヴ マーメイド(『ヴァルキリードライヴ マーメイド』 - アニメ視聴否忘失録)』や『聖痕のクェイサー』程、エロが気にならなかったのは、おそらく絡みがないからか。第3話「色欲の渚」での空から大股開いて飛び降りるシーンに、ポールダンス。踊ってないよね。ポール跨いでセクシーポーズとっているだけだよね。わぁーという場面、なかったよね。そして、第4話「強欲うごめく霧の街」での三角木馬は思わず笑ってしまったわ。第7話の「咎なき暴食」での見せ場は座薬だし。もう、なにしているのだろう。そして、ベリアルさんの衣装が、もう、いちいち可笑しい。全裸で面白いのは男子大学生の飲み会までだと思ったのに、もう、なんか股間が可笑しくて、エロティズムとは何なのだろうかと。そもそも戦闘で服が破けたり、また着たり忙しいなと。布、破け過ぎじゃないかしらと思ってはいたけれども、そもそも布ではなく魔力の集合体であると考えたら納得はできるなと。尤も天使らや悪魔やら魔王の戦いに服など必要ないのかもしれないが。

まぁ、そうやってエロスばかり目が行ってしまったけれども、意外と真面目に戦っているのよね。神の間違いは誰が正すのかとか。嫉妬は罪じゃないよとか。食べると笑顔になるだとか。絵も可愛いし、脱がずとも普通に面白いよなと。『ヴァルキリードライヴ マーメイド』とかエロスだけれども、最後ちょっと感動していたし。だけれども、真面目な部分がないと単なるポルノだから、どちらかと言われるとまた違うのだろうなと思ったり。ビックリマンチョコのチョコとカードの関係性的な。

最後の奇跡だけはどうもこうもと思ったけれど。嗚呼、それと第10話のベルゼバブのパンを突っ込まれているのはアウトだろう。

もう一つ。緊急特番の第10.5話。若い女性声優さんに玉転がしをさせると、ボーリング。いつから女性声優さんにはセクハラして良いことになったのだろうとふと疑問に思ったり。個人的に、普段、ほぼ声優さんとか興味がないのだけれども、桜庭有紗ちゃんにはなんだか注目してしまったり。よくある感じの女性声優さんとはちょっと違った、ストリート系ファッションに内側金髪のボブの美人さん。そして喋れる。サタン役の時の迫力のある声とバラエティーしている声がまるで違って、プロって凄いなと。ちょっと好きになっていたよ。可愛い。つでにサタンさんはED「Welcome to our diabolic paradise」のイラストでパンツ半脱ぎの絵が格好良くて好みだったよ。

今回、11話と12話の録画を失敗し、今回白消し枠の白消しなしを見たのですが、白消しに魔法陣はあった方が絶対エロいわ。下手に乳首描かれていても、あれ、小さい。大きいほうが良くない? などと個人的好みの乳首じゃないと落胆してしまったわ。消しはあった方が良い。

総評としては中の中。何度でも書きますが、面白いけれども、けれども、地上波での放送は自粛すべき内容。