昨年に引き続き、個人的趣向による漫画ランキングです。昨年と被っている作品もあるのですが、連載中や過去作品もありつつも、今年も何度も読み返したな、この年末まで印象に残ったな、そんな作品を集めました。
第1位 『阿・吽』おかざき真里
空海と最澄の二人の天才の生き様を描いた作品。兎に角、絵が綺麗で魅せられる。凄い。どんどん目が離せなくなる。美しい漫画。
第2位 『多重人格探偵サイコ』田島昭宇/大塚英志
今更かもしれないが完結巻まで読んだので。ふと思い出し、途中までしかなかった単行本の続きを大人買い。無事、綺麗に終っていた。良かった。
衝撃的でインパクトの強い内容と絵が続くが、圧倒的な画力と安定の漫画力で嫌味がない。アクション格好良い。今、1巻から読んでも、自治ネタはあるものの古さを感じさせない。
第3位 『おかめ日和』入江喜和
何故今更と言われれば、電子書籍で1巻無料だったからと。そして紙派の自分は廃盤で探すの大変だった。が、後悔はない。
ほんわか日常物。時代錯誤の亭主関白でモラだったりDVだったり、そんな夫婦生活も、当事者にしかわからない夫婦の絆と愛と、嗚呼、良いなと思える。そして、多分、この作家さんの描くイケメンが凄く好みなのだと思う。
もう一つ、作中に出て来るご飯が美味しそう。枝豆のコロッケとか、カレーとか。同作家の『東京BONごはん~おウチで作る名店の味~ 』はゴハン漫画で、こちらもうお店に行かないとならないね。でもレシピも載っている。素敵。お腹がへったよとなる。
第4位 『プリマックス』
勢いで押されたまま完結したなという印象だけれども、もう、カワイイしかなかった。カワイイ最強。
第5位 『春風のエトランゼ』紀伊カンナ
※BLコミック。
第1部完と、ラストの引きに身悶えてしまった。南の島から北国に。日常を踏み固めて成長していく感じ。愛であるとか家族であるなどの問題を真っ直ぐに描いているのに、ゆるっとふあっとした空気で読める。
第6位 『空挺ドラゴンズ』桑原太矩
龍を狩って喰うという、壮大な日常。そして、リアルなレシピはドラゴン肉ってお肉屋さんに売っていたっけとか、一瞬、考えてしまう。また、食べる事大好きな不思議キャラのミカさんが魅力的で、新人だったタキタの成長から目が離せない。
第7位 『波よ聞いてくれ』沙村広明
沙村さんの勢いで捲くし立てる会話劇とラジオの相性良過ぎ。安定の面白さ。
第8位 『ゴールデンカムイ』野田サトル
食と死が凄く近い、アイヌとマタギの文化紹介漫画かと思っていたが、どうやら肉体美を魅せる漫画だったかもしれない。新刊、ラッコ鍋と温泉は幸せになったわ。相撲最高。アニメ化とのことだが、どうしてくれるのか凄く楽しみ。
第9位 『やたもも』はらだ
※BLコミック。
完全無敵ハッピーエンド。いや、色々悲惨なのに綺麗に終った。凄いなと。萌とか胸キュンよりは漫画として面白い。
第10位 『ちひろさん』
こういう大人になりたかったし、出会いたかったと思う。淡々と魅力的な漫画。
第11位 『少女終末旅行』つくみず
二人の少女チトとユーリの終末を旅するほのぼのとした物語り。世界はなんだか凄く難しくて、だけれども本質的な物はもっと単純なのかなと、色々と考えさせられる可愛いだけでない、ちょっと怖い作品。アニメも面白かった。完結が寂しいような、楽しみなような。
第12位 『ポールルームへようこそ』竹内友
競技ダンス。社交ダンス。の、正統派スポ根漫画。絵が印象的。一気に読んでしまった。アニメも良かった。
第13位 『日曜日にパウンドケーキ』阿弥陀しずく
※BLコミック。
独自の世界感のある、ふわっと系BL漫画。今年一番の癒しだったわ。この作家さんの警察とアイドルおたくの恋も面白い。
第14位 『八雲さんは餌づけがしたい』里見U
高校球児も未亡人もどきどきするよ。そんな中、ごはんを美味しくたくさん食べるとう健全さにやられるね。まるで夏の縁側でお昼寝のような漫画。読んでいて顔がほころぶ。
第15位 『いちげき』松本次郎/永井義男
劇画時代劇物。なのだけれども、農民というのはコミカルで愛嬌があるよね。
第16位 『ドリフターズ』平野耕太
歴史×ファンタジー。独特な平野節でキャラを魅せて来る。格好良い。
第17位 『合法レシピ』ヴァージニア二等兵
ヤクザで高校生で料理好きという詰め込み過ぎでわ、と思いつつも何故か夢中になっている。そして料理が凄く美味しそう。
第18位 『BEASTARS』板垣巴留
絵も構成もストーリーも読み難いにも関わらず、一度、その世界に入ったら全部持っていかれる。こういうのがあるから、自分は漫画を読んでいるのだと思う。凄い。
第19位 『居酒屋のぶ』ヴァージニア二等兵
グルメ漫画増えたし異世界物も沢山あるけれど、これは凄く呑みたくなる漫画。異世界というちょっと不思議要素によって見知った料理が更に美味しそうに感じる。
第20位 『ハクメイとミコチ』 樫木祐人
多分、今年一番何度も読んだ漫画だと思う。
僅か身長8cmのハクメイとミコチという2人の小人のお話し。小人と言ってもあまりファンタスティックになりきらず、きちんと地に足の着いており、だけれども素敵な世界感の日常物語り。ごはんも美味しそう。
1月からのアニメが凄く楽しみ。
第21位 『間違った子を魔法少女にしてしまった』双龍
ちょっと今までにない魔法少女物。金髪縦ロールの美少女なのに、ヘビースモーカーとか。結構しっかり肉弾戦アクションとか。肉々しいのはアクションだけでなかったりとか、だけれどもやらしくならなかったりとか。勢いで面白い。
第22位 『ヤリチン☆ビッチ部』おげれつたなか
※BLコミック。
何と言うか、タイトルの語呂が良いよね。そして作者名も、これで意外と純愛的な真面目な話しを描かれちゃうと、もう、ちょっとすでに面白い。そしてこの作品は作品で、よくわからないなと思いつつ、何故か読んでいる。萌でも癒しでもなく。不思議。
第23位 『苺ましまろ』ばらスィー
新刊出るとは思わなかったよ。嬉しい。そして相変わらず可愛い少女たちが暇な大学生みたいな会話をしてる。良かった。
第24位 『ススメ!栃木部』一葵さやか
栃木出身としては推して行きたいと思うが、どうやらローカルネタが多く、他県出身の人に勧めても反応は微妙ではあったは、個人的には面白いと思う。また、『まろに☆え~る』のぶっとんだ設定に美少女、マスコット、魔法少女、イケメンを詰め込んだのとか嫌いじゃない。
第25位 『タヌキとキツネ』アタモト
かわいい。かわいいしかないよ。一応、コマ割してあるから、漫画で良いのかな。グッズ欲しくて久々にLoftとか行ったわ。胸をえぐるような愛らしさに夢中ですよ。
嗚呼、今年も面白い漫画たくさんだったな。全然、書ききれない。だけれども、今年はコレ今夢中過ぎてヤバイよという物は特になく、一応、順位を付けてはいるものの、あまり差はなかったかなと思う。尤も、全て個人的趣向ですが。また、来年も面白い漫画がたくさん出ると良いなと。漫画大好き。