アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『Just Because!』

全12話視聴完了。

青春恋愛群像劇。さり気無い日常に生まれるドラマチック。其々が其々の気持ちと折り合いを付けたり、吐き出したり。嗚呼、面白かった。確かに面白かったのだが、だからこそ、自分が普通の恋愛物語に向いていないなと自覚させられたよ。

ストーリーとしては、高校三年の冬、残り僅かな高校生活。そこに中学の頃に福岡へと引っ越した泉瑛太が帰って来た。季節外れの転校生徒の再会により、なんとなくで終ろうとしていた高校生活に変化が訪れる。

中学時代の親友、相馬陽斗とのいきなりの野球。そして、彼の片思いする吹奏楽部の森川葉月。二人の清々しいほど誠実な気持ちの向かい方。

また、相馬陽斗に片思いをしていた夏目美緒と、密かに夏目に想いを寄せる主人公。同じ大学を受け直したり、志望校をギリギリで変えたり。まぁ、この二人にはヤキモキさせられたし、最後の最後までよく引っ張ったな。面倒臭い二人だなと思いつつ、目が離せなかった。

そして、そんな主人公は案の定もてまして、写真部の小宮に付き纏われて、ちょっと良い感じなんかになってしまったり。最後、小宮は本当に真っ直ぐなだけに切なかったわ。あと、カメラ推しだったような噂を聞いたのだが、写真はここだけだったので、ちょっと肩透かし感があった。

個人的に印象的だったのは、センター試験の朝、雪で交通網が大混乱。そんな中、パニックになった夏目の前に現れ、受験会場に連れて行った主人公。その電車の中で問題を出して落ち着かせたり。イケメン過ぎるよ。流石だぜ。雪なのは前日からわかっていたはずだし、そもそも前日とかふらふらしていないでさっさと家に帰って体調を整えたら。雪の場合の対応を考えたら。とか、色々と思う所はあったものの、それでも、あのシーンは良かった。

総評としては中の中。

 

 

『URAHARA』

全12話視聴完了。

パステラカラーの可愛らしいポップな絵柄。兎に角、原宿カワイイが詰め込まれているのに、内容がちょっと考えると怖いこと多くてびっくりしたわ。倒したスクーパーズという謎のモンスターがスイーツになって、それをパクパク食べているのも、それによって主人公の少女たちが自らスクーパーズになってしまうのとか。もう、餓鬼かという感じで食べている姿はもういっそグロテスクだったよ。カワイイだけにギャップがきたよ。

絵を描くのが好きでストリート系ファッションの須藤りと、感情的で洋服を作るのが好きで女優を目指すファッショニスタなロリータスタイルの白子まり、夢中になると周りが見えなくなる研究者気質の知識豊富で開発発明が得意なプレッピースタイすの綿紬ことこ。そんな女子高生3人組が春休み限定で原宿にある、ファッションやスイーツなど自分たちのオリジナルグッズを扱うお洒落なお店PARKを、春休み期間限定でオープンしていた。が、突如現れた奪うだけでモノを作り出すことができない宇宙人スクーパーズ原宿に現れた。そこへ哺乳瓶型のロケットが墜落し、中からカワイイ謎のロリッ子丸野みさとエビフリャーが。3人はみさに貰ったアマツマラで変身し、スクーパーズを撃退。原宿を守るため、街を覆うバブルを出現させ、原宿は守れれたが外に出られなくなってしまった。繰り返し襲ってくるスクーパーズに、亜空間「URAHARA」を展開して戦い、お菓子に変えて食べる。そんな中、クレープ屋のさゆみんとの出会い。

メインは敵と戦ってというよりも、戦いを通じて自分自身を見詰めなおして、クリエイティブとは何か、何故作るのか、そんなことを考える物語だった。女子高生の悩み成長する姿。オリジナルとは。本当はどれもオリジナルなどないのではないかとか。物を作る人間には辛辣な問題を投げかけてくるよねと。

まぁ、最終的に原宿自体か彼女達の妄想であったりとか、色々と怒涛の展開に目が離せなかったなと。最終的にみさがクリエイティブできるようになって、和解したりで、ハッピーエンドだったのだけれどもね。

個人的にさゆみんも彼女たち3人の妄想で、それをみさが自分たちで作って殺すとか凄いですと褒めている姿が怖かったわ。そして印象的。

総評としては中の中。カワイイのコーティングが嫌いじゃない。

 

URAHARA Blu-ray-BOX

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『魔法陣グルグル』

全24章視聴完了。

何故に今更グルグルなのだろう。小さい頃に見て凄く笑った記憶はあったのだが、色々と曖昧で。だから前半はおさらいと言うか、嗚呼、こんなのだったと。笑いのツボが変わったためか、昔のような大爆笑もなく、なんと言うか、嗚呼、これが面白かったんだなと何処か引いた目で見ていた。勿論、だからといってつまらないとかそういうことはまったくなかったのだけれども。

ストーリーとしては勇者ニケが、魔法使いの少女であるグルグル使いのククリと共に魔王ギリを倒す旅に出るというもの。RPGゲーム的表現と、ドット絵風に見せる演出など、嗚呼、面白いなと言う要素が散りばめられ、軽く楽しめた。また、グルグルの謎やククリと勇者様との恋愛模様など、突っ込んだ所まで描かれ、思春期の葛藤とか哲学的な感じとか、可愛らしい絵柄と子供向け的ギャグとの中に、意外と奥が深いのかもと思わされたり。

ただ、凄く展開が速かった。2倍速で見ているのかと錯覚させられる位。なんだか、それでも成立しちゃうのが凄いなと思ったよ。

総評としては中の中。

 

『クジラの子らは砂上に歌う』

全12節視聴完了。

終始、目が潤んだ状態だった。子供が運命とかに翻弄されて戦ったり殺されたり殺したりして悲しい感じになる物語り。そして、それが面白くて一気に12話観ちゃったよ。悲劇はドラマチック。そしてファンタジーは美しい。

砂の海に覆われた世界で漂流する巨大な島「砂くじら」の上で下界と隔離され、暮らす人々。彼らは「サイミア」という超能力を有する代わりに短命な「印」と、能力は持たないが長命な「無印」の二つの種族から構成されており、小さな共同体の中で穏やかに暮らしていた。主人公は「印」の記録係りである少年、チャクロ。物語りは、彼が漂着した廃墟船の調査中に出会った初めての下界の少女、リコリスと出会う所から始まる。突如の下界からの襲撃に合う泥くじら。多くの亡くなった人々。再びの襲撃に対抗し、つかの間の平和を手に入れた住人達。そして、感情を食べるヌースという謎の存在。泥くじらの住人の祖先が罪人であり、泥くじらは印の命で動いているという事実。チャクロは泣きっぱなしだよね。自分も泣きっぱなしだったよ。そして前に進みたいなと健気に直向に進む彼ら。そして、それを記録し続けるチャクロ。

色気がある絵に、音楽も良くて、嗚呼、凄く好きな作品だわ。多分、物語はまだまだ続くのだろうけれど、きっと、切ない感じばかりなのだけれども、それでもまた見たいなと思う。良かった。

総評としては上の下。

 

『チェインクロニクル 〜ヘクセイタスの閃〜』

全12話視聴完了。

絵も綺麗。ストーリーも悪くはない。なのに、なんだろう。上手く乗れない感じは。原作ゲームで、世界感など予め知っている事前提の作りであった気はする。おそらくファンが一定数いるのだろうなと。これ、ゲームでキャラに愛着あったら楽しめたのかな。

ストーリーとしては、よくあるファンタジー物。最果ての大陸、ユグド。突然現れた暗黒の魔物たち「黒の軍勢」によって滅亡の危機に瀕していた。人々の心を絶望が支配した時、一人の戦士ユーリが義勇軍を結成し、立ち上がった。旅。様々な困難。仲間達。まぁ、最終的に絆の力で頑張るよ。戦うよ。仲間最高。ざっくり言うと、そんな感じ。

個人的には、ブルクハルトの闇落ちあたりで、こいつも脱ぐのかとか小さく期待した穿った見方しかできない自分を反省しか感想として残らなかったなとか。最終的に娘を救って消えた黒の王のシーンに、正義とか大多数の仲間大切とか声が大きな物が勝つ悲しさを感じたり。いや、黒の王は悪い奴で、凄くわかり易い正義と悪の攻防戦だったのだけれども。でもって黒の王とか反省して悔やんでいたのだけれどもさ。

総評としては中の下。よくホラーゲームとかで聞こえる「キュゥイーン」という高音が凄く苦手なのだが、作中、よく使用されており、何度か視聴を断念しそうになった。

 

 

『ゲーマーズ!』

全12DAY視聴完了。

アニメのぼっちキャラって、初めはぼっちでも仲間ができて物語が動き出すので、自分が知っているそのキャラってすでにぼっちでも何でもないのだよなとなる。そしてぼっちにはぼっちの理由があると思うし、長年、人付き合いしてこなかった弊害ってあると思うのだが、そういうのないよね。凄いよね。必要上の設定みたいな。

ストーリーとしては、主人公の男子高校生のぼっちゲーマー雨野景太。ある日、突然、学園一の美少女でゲーム部部長である天道花憐に声をかけられる。そこでゲーム部に入部してラブコメ展開、と見せかけての誘いを断ってから動き出すラブコメ展開。何故か天道花憐に惚れられて、偶然、ゲームセンターで出会ったクラスメイトのイケメン上原祐と仲良くなって、更に、ゲームの価値観以外はそっくりな運命的出会いの星ノ森千秋。でもって祐の彼女でありゲームよくわからないギャルっ子亜玖璃を巻き込んで、お互いの勘違い、空回り、迷走を繰り返す、こじらせゲーマーたちによる、すれ違い青春錯綜系ラブコメ

普段、この手のラブコメに対して、話し合ったら良いじゃない。ちゃんと本人に確認したら、そんなちょっと冷めた感じで見ていたのだが、この作品は凄く良い奴がいて、嗚呼、仕方ないかな、そういう風な誤解とか起きちゃうの。そんな風に楽しめた。もう上原祐がめっちゃ良い奴。良い奴過ぎて、10円ハゲ作っちゃうタイプの良い奴。もう、彼にちゃんと彼を愛する可愛い彼女がいて良かったよ。この手のアニメって主人公ばかりがもてて、その横にいる親友ポジの子ってスルーされがちじゃん。一途で可愛い亜玖璃ちゃん良かった。

それにしても、恋愛が錯綜し過ぎていて、三角関係なのか、四角なのか、はたまた五角形なのか、もう、恐ろしいなと。軽く面白げに描いてはいるけれど、結構、どろどろしているよ。最終話の合宿、温泉回とか、このメンバーで行っちゃう。怖いわぁ。遊園地でWデートに無理矢理入り込んだ星ノ森姉妹も恐ろしいけれど、このメンバーで温泉行けちゃう千秋、凄いよ。メンタル強すぎ。

総評としては中の中。

 

ゲーマーズ!(1) (角川コミックス・エース)

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『ラブ米 -WE LOVE RICE- 二期作』

全12膳完食。ごちそうさまでした。

タイトルにある通り、『ラブ米 -WE LOVE RICE- (『ラブ米 -WE LOVE RICE-』 - アニメ視聴否忘失録)』第2期。前回に比べ、情報量が減ったためか、なんだかわからないけれど可笑しいということもなく、少し落ち着いて見られた。が、面白さは相変わらず。ファンが事ある事に「炊いてー」と叫ぶのが好き。そして、「何があってもドン米だ!」というひのひかりの前向きさ大好きだわ。

総評としては中の中。炭水化物大好き。

 

ラブ米 二期作 [DVD]

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