アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『ピアノの森 』

12話視聴完了。

音楽とアニメって相性良いよね。絵に音楽付けられるのだもの。ショパンといってピンと来ない自分にはちゃんと音が付くのって有難いし、物語をちゃんと楽しめるよね。あと、クラシックで良いなと。長年、多くの人に愛されているのには理由もあって、大人になってこうして聞く機会をあたえられるって有難い。『のだめカンタービレ』の時にも思い知ったけれど、改めて。

ストーリーとしては、森に捨てられたピアノをおもちゃがわりに育った一ノ瀬海とかつての天才ピアニスト阿字野との出会い。偶然、転校してきた、ピアニストを目指す雨宮修平。天才と努力家と、彼らが成長して、挑む、音楽とショパンコンクール

ピアノの森 』って昔、アニメやっていた気がしたけれども、映画だったのね。原作も最初の方を読んだ記憶があったけれども、休載していたのね。これを気にまた読み返したいな。アニメはなんだか演奏シーンに全振りで心理描写も、人物背景も、凄く省かれていた気がする。第12話の回想シーンって本編であったっけ。さらりと流されて、だから感動すべきシーンで感動できないというか。漫画を読んだ上でアニメ見た方が良かったよ。漫画の記憶に音楽を乗せるみたいな。

総評としては中の中。第2シリーズが1月から始まるので楽しみ。それまでに原作を読んでおかなければ。

 

「ピアノの森」Piano Best Collection I

「ピアノの森」Piano Best Collection I

 
ピアノの森(1) (モーニングコミックス)

ピアノの森(1) (モーニングコミックス)

 

『メルヘン・メドヘン』

10話視聴完了。全10話で良いのかな。一応、12月に第11話、第12話公開予定ではあるけれども、地上波で放送するのかな。

なんか、色々あったけれども全部第9話に持って行かれたというか。第8話が終った段階で急に再放送2話分を挟んでの第9話。作画クオリティ改善のためにと。総集編ですらなく、再放送。もう、久々に絵が動いているってそれだけで凄いのだなと再確認させられたよ。近年稀に見る作画崩壊。動かない演出だってあっただろうに、冒頭で2コマで動かされたって、基本、自分が動きとか絵の崩れとか気にする方ではないのだけれど、それでも、あまりにあまり。

主人公は読書と空想が好きな女子高生、髪型が、そのリボンは随分と個性的でどう巻いているのですかという、鍵村葉月ちゃん。彼女は嫌な事があると物語を読まずにはいられず、現実を忘れ物語に没頭する「物語症候群」の持ち主であった。そんな彼女がある1冊の本と出合い、魔法使いの少女と出会い、図書館から魔法学園に迷い込み、魔法の本、「シンデレラ」の原書に選ばれた少女メドヘンとして、魔法使いを目指すこととなる。更には、年に1度、各国の魔法学園の間で行われる対抗戦、優勝者にはどんな願いも叶う魔法が与えられるという「ヘクセンナハト」い出場することなり。

ストレスが溜まると漫画でも小説でも本を読みがちな自分としては、主人公の性質に好感が持てたし、自分の置かれた境遇も目線を変えたら別の見方ができたり、自分が変わることによって状況もまた違ってというのも、凄く良かった。あの異母姉妹や義母との関係性ね。また、主人公が不器用ながらも友達になりたいとアプローチをかけて、両思いになった、かぐや姫の原書を持つ静ちゃんとのちょっと百合っぽい感じも良かった。絵も可愛かった。個人的にアメリカ代表のリンちゃん、凄く可愛い。なのに、あの、なんだろう。最終的に第9話のサンドイッチが頭を過ぎる。本当に凄いよ。びっくりしたわ。本当に久々に画面から目が離せなくなった。もう、色々あったはずなのに。良いところもあったはずなのに。第10話の中途半端な最後に、小さな文字で流れたテロップ「放送は今回で終了となります。これまでのご視聴有難う御座いました。」が全てを物語っている。誰かが頑張ってはいたのだけれどもね。仕方ないよ。

総評としては中の下。でもあの第9話は一見の価値あり。

 

旅は道連れ罠は気まぐれ

旅は道連れ罠は気まぐれ

 

『Back Street Girls -ゴクドルズ-』

10話視聴完了。

絵が動かない魅せ方ってあるのだと再確認させられた。アイドル物でありながら、殆ど動かない。そしてそれが自然。演出が凄いなと。

極道の若手3人組、ヘマをしたため親分の逆鱗に触れ、その落とし前を付けるべく、タイに飛ばされ、性転換と&全身整形して「ゴクドルズ」としてアイドルデビュー。見た目可愛いアイドルと、身に染み付いた極道の生き方。

最近のアニメで一番笑わせて頂きました。先に原作の漫画を読んでいたのだが、アニメであのアイドルの可愛らしい見た目と、ヤクザの姿と、どう描いて動かすのかなと思ったら、まぁ、動いてはいないけれども、だからこそ上手く描かれていたなと。アニメって常に動きが凄いから面白いというわけではないのだな。要所要所だけ動けば、それはそれで成立するのだなと気付かせて貰ったわ。アイドルイコール歌って踊らなければならない理由もないのだと。それにしても、あの無茶苦茶な歌詞、好きだわ。第7話かな。OPを急におっさんが歌ったVrも良かった。

総評としては上の下。もう1度、見返したい。

 

youtu.be

Back Street Girls(1) (ヤンマガKCスペシャル)

Back Street Girls(1) (ヤンマガKCスペシャル)

 
アニメ「Back Street Girls-ゴクドルズ-」 Blu-ray BOX

アニメ「Back Street Girls-ゴクドルズ-」 Blu-ray BOX

 
ゴクドルミュージック(通常盤)

ゴクドルミュージック(通常盤)

  • アーティスト: ゴクドルズ虹組,ゴクドルズ漢組,Taku Inoue,CHI-MEY
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2018/08/29
  • メディア: CD
  • この商品を含むブログを見る
 

『かくりよの宿飯』

26話視聴完了。

言葉悪いが、ビッチ感ヤバい。主人公の次々と男を誑しこんでいく感じ、ナチュラルに甘える感じが、もうビッチっぽい。でもって俺様なSキャラで登場した鬼もあっという間に爪を切られ、どころかツノまで折られたんじゃないかと。

ストーリーは、あやかしが見え、あやかしの住む隠世と人間の世界を行き来した自由人であった、今は亡き祖父を持ち、自身もあやかしを見ることができる女子大生の津場木葵。彼女は、ある日、隠世の老舗宿「天神屋」の大旦那である鬼神に攫われる。そこで葵は祖父が残した借金のかたとして嫁入りをすることを告げられる。しかし、それに納得がいかなかった葵は、その婚姻を断り、起死回生の策として、祖父から習った料理の腕を生かし、天神屋で働いて借金を返そうと目論むが。

なんだろう。予兆はあった。冒頭から、自立して借金を返すと息巻いた葵さん。だけれども、結局は宿の敷地内にある使われていない東屋にて料理屋を開店して、それで稼ごうということなのだけれども、その東屋の家賃は。料理の材料費は。とか、色々、考えが足りないというか、スルーというか。完全に大旦那様の囲われですよねみたいな。と言うか、鬼、チョロ過ぎやしませんかと。最初の威勢は何処へ行ったのだろう。何時から、第七話 の「大旦那様と雨散歩。」が決定的ではあったかな。鬼の急変に途惑ったもの。いや、最初から甘くはあったけれども。

そもそも、威勢が良いだけで、みんなに守られている。それをよしとしているのが、どうも個人的に物語りに求める主人公像ではなく、上手く受け入れられなかった。考えなしの行動で第三話「かくりよの都におでかけしました。」でまた攫われて、第八話「九尾の若旦那とお買い物。 」でも。その後も2クール目では天神屋の好敵手宿である「折尾屋」へと連れて行かれて。まぁ、そっちはそっちでずっと葵の横にいた狐の銀次さん攻略スタートではあるのだけれども。

なんか、イケメン。美味しい物。ちょっと不思議な世界感。好きな物が揃っているはずなのに、なんとなくニアピンというか、微妙に違うというか。全体的に雑といいますか。鬼にはもっと鬼らしくしていて欲しかった。二人の距離が縮まるのとか、もうちょい丁寧に描かれていれば、もっと違ったのかなとか。銀次さんと葵の距離感とか、そっちルートもあるよみたいなはらはらする流れがあっても良さそうなのに、常に鬼の過保護な保護下での行動であったり。いや、そもそも葵が鬼に囲われているのか思っていたが、寧ろ囲っていたのは葵なのではなかろうか。全てを尻に敷いて、鬼も狐も天狗も、まぁ、それ程のやり手でなければ、大きなお宿の若女将なんて務まらないよな。うん。なんとなく納得はいった。

あと、追加するならば、本当に個人的好みの問題なのだけれども、料理が微妙だった。統一性がないというか、キーになるはずなのに、なんか、絵も微妙だし。いまいち唾を飲み込むに至らなかった。残念だ。

総評としては中の下。面白いと思ってはいなかったのに、何故か毎週リアタイで追い掛けてしまっていた不思議。多分、これ、本で読んだ方が楽しめた気がする。

 

youtu.be

あやかしお宿に嫁入りします。
 
かくりよの宿飯 一 [Blu-ray]

かくりよの宿飯 一 [Blu-ray]

 

『LOST SONG』

全12話視聴完了。

幻奏叙事詩ということもあり、確かに歌は印象的で良かった。ヨーロッパの田舎風景を模したファンタジー的世界感に、傷を癒やし、水を作り出し、火を灯すなど、さまざまな奇跡を生む“歌”を歌うことができる二人の歌姫の存在。またマクロスシンフォギアのように歌で戦うのかと思って見始めたが、良い方向で裏切られた。

物語りは、豊かな村で天真爛漫に育ち、いつか王都に行き楽団に入って歌を歌う事を夢見る少女、リン。平穏な生活を送っていたリンだが、村が吟遊詩人狩りに焼かれ、家族を失い、唯一、共に生き残った発明オタクで世界一の科学者を目指している少年アルと共に王都を目指して旅に出る。一方で、華やかな王都で民衆から愛され、王子のお妃候補として何不自由ない生活をしながらも、王宮の奥で孤独な日々を過ごしていたフィーニス。彼女は歌の力がある故に戦争の道具として利用され、愛する者を殺され、全てを壊そうと「終滅の歌」を歌い、命を失ったが故に死ぬ事のない運命の輪の中で過酷な運命を過ごすこととなる。そんな彼女を助けようとするリンたちの奮闘。

印象的だったのは、第11話「無響の歌」でリンの言った「歌は必ず歌い終える」という台詞。フィーニスの「癒しの歌」から具現化して誕生した存在だったリンは自分が消える事をわかった上で言ったこの言葉。胸が締め付けられたよね。また子供にこんな過酷な運命をと思いながら視聴してはいたけれども、それでも作中、ちゃんと大人の存在がリンとアルの元にはあって、それが本当に良かった。第7話だったかな。アルがリンと離れ、ドクターの元で科学の研究を学ぶ事を選んだ時、二人と旅路を共にしていたポニーのアルへの対応。なんか、ちゃんと大人が付いていて、子供を見ていて、それが本当に嬉しかった。

まぁ、色々、良かったなとか、面白かったなとか、思う所は色々あったのだけれども、最終話ラストで「アルからの手紙」という形で流れた映像が、作中になんら不自然なこともなく繋がっており、なんだろう、全12話を通してイベント告知であったのかと唖然とさせられたよ。全て台無し感が。

youtu.be

総評としては中の中。最後の最後であれがなきゃなと。いや、なかったらそれでリンに救いはないのだろうけれども。

 

youtu.be

LOST SONG  Blu-ray BOX  ~Full Orchestra~

LOST SONG Blu-ray BOX ~Full Orchestra~

 
TEARS ECHO

TEARS ECHO

 
歌えばそこに君がいるから アニメ盤

歌えばそこに君がいるから アニメ盤

 

『弱虫ペダル GLORY LINE』

全LINE.25視聴完了。待望の『弱虫ペダル』第4期目。

sobraniepinks.hatenablog.com

sobraniepinks.hatenablog.com

安定安心の手に汗握る自転車青春物語り。

第4期は2年目インハイ1日目、日光いろは坂途中から。流石に25話見たら、インハイ終ると思うじゃない。当然、感謝感激涙なしには語れない最終日のゴールを終えて、そんなつもりて視聴開始致しましたよ。まさかそんな2日目終了で終るとわ。だけれども、物足りなさは感じない不思議。それだけ濃密な時間が彼らに流れていたからか。仕方ないね。

御堂筋君はクリーチャー感ましましだし、坂道君は相変わらずのヒロイン感いっぱいで。取立てって目新しいこともなく、しいて言うなら手嶋先輩と青八木先輩の絆が熱いとか。そんな感じかな。それしても、なんでストーリー的に取り残されたメンバーが追い付いて来るの絶対わかっているはずなのに、いざ追い付いて来るとわー凄い嬉しいってなるのだろうね。なんでかな。

総評としては上の下。続きが待ち遠しい。

 

アキバにタダで行けるから

アキバにタダで行けるから

 
弱虫ペダル 1 (少年チャンピオン・コミックス)

弱虫ペダル 1 (少年チャンピオン・コミックス)

 

『東京喰種トーキョーグール:re』

『東京喰種トーキョーグール』第3期12話視聴完了。

sobraniepinks.hatenablog.com

最初は面白かった。なのに、『:re』になり、正直、もう良くわからなくなったよ。確か、第2期の最後にカネキ君の失踪で終ったと思うのだが、今回、いきなりカネキ君はグールを狩る捜査官として登場し、絵柄も前に比べてちょっとかわったかなという印象で、髪も白髪だし、薄ぼんやりした記憶で見始めた自分は完全に取り残されているうちにストーリーはみるみる進んで、ただ衝撃的にするためだけの残虐な描写と、個性的なキャラクターの羅列で薄っぺらく感じてしまった。前は、人間とグールの共存。表裏一体の社会にある恐怖的な、そんな感じでただ人が死ぬにしてもそれに伴う重さのようなものがあったのだか、今回、自分としては『:re』になって、完全に作り手の我みたいな物が見えるような。視聴者に媚びて失敗したかのような印象を受けずにはいられなかたった。あくまで個人的感想なのだが。第2期まで面白くて、何処に執着点を持ってくるのか楽しみだっただけに、なんだか残念でしかない。まぁ、10月から完結編が始まるので、取り合えずそれを見ないことにはなんとも言えないけれどもね。

取り合えず、カネキ君こと佐々木一等捜査官が料理しているのは、なんかちょっと嫌いじゃない。

総評としては中の下。音楽は相変わらず良かった。

 

youtu.be

 

youtu.be

asphyxia(期間生産限定盤)(DVD付)

asphyxia(期間生産限定盤)(DVD付)

 
HALF(初回生産限定盤)

HALF(初回生産限定盤)