アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『アオハライド』

全12話視聴完了。

べたべたの少女漫画。主人公である吉岡双葉は高校1年の終わりに、中学時代に転校してしまった初恋の相手、田中洸と運命の再会を果たす。しかし、洸は外見の成長だけでなく、性格までもが別人になっていた。

吉岡双葉は中学時代、男子の前で猫を被っていると孤立していたが、高校デビューでわざとがさつに振舞うことにより、周りに溶け込もうとしていたが、洸に「友達ごっこ」と言われたことにより、偽りの自分を止め、二学年に上がると学級委員になるなど積極的に行動するようになる。

一方、洸は母親を失ったことを切欠に、大切な物を作ることを恐れ、若干、ぐれかけていた。だが、口は悪いが本当は優しかったりする。

進級して仲良くなった可愛らしい友人、遊里が洸のことを好きだったり、一匹狼の凛とした美人さん、村尾さんが洸の兄で教師である田中先生に恋をしていたり、その村尾のことが好きな明るく楽天家の小湊がいたり。そんなこんなな学園ラブストーリー。

少女漫画は嫌いじゃない。寧ろちょっと好きだけど、主人公が好きになれないときついなと。洸の心を溶かすという点では重要かもしれないけれど、個人的にはぐいぐい行く双葉が自己中心的に見えてきつかったかなと。そして重い物を抱えた洸も、重たい。面倒臭い。そう感じてしまった。少女漫画に重要な感情移入する点、ときめきポイント、私にはなかった。嗚呼、でもCMの「あと1ミリが届かない」が印象に残ったかな。

総評としては中の下。自分には合わなかった。