アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『冴えない彼女の育てかた』

全12話、正確には0話からあったので、13話だが、取り合えず視聴完了。

なにこれ。前半の感想はこんな感じで、後半になるにつれ、段々と其々のキャラクターの魅力が伝わってきて面白くなってくるといった具合のアニメだった。なので、第0話として放送されたサービス回は、原作も読んでいない何も知らない状態で見ても、何が何だか。正直、単なるハーレムアニメで期待できないなと感じさせられてしまった。何というか、蚊帳の外? みたいな。

ストーリーは、桜が舞い散る坂の上で、主人公である男子高校生でコミュ力の高いオタクである安芸倫也は、白いワンピースの美少女に出会い、理想のギャルゲーを制作することを誓う。幼馴染で長有名同人作家、ツインテでハーフのツンデレ少女、澤村スペンサー英梨々。学園一の才女で超人気ラノベ作家、毒舌お姉さんキャラの霞ヶ丘詩羽に協力を仰ごうとする。そんな中、白いワンピースの少女がクラスメートである目立たない普通の少女、加藤恵であることが判明し、そのゲームのメインヒロインになるように言う。なんだかんだで、そんな皆でゲームを作ろう。他にも、後輩で主人公に昔、オタクの手解きを受けたツインテお団子頭の波島出海や、主人公の従兄弟で元祖幼馴染、バンド『icy tail』ギター兼ボーカルでありゲームの音楽を作ることになる氷堂美智留などの女の子も出てきて、やはり皆、主人公大好きみたいな、ハーレム展開。

主人公、単なるオタクで暴走しているだけかと思っていたのだが、何でモテるの? な奴かなとか。好きなことに一生懸命真っ直ぐとか、そんな所が魅力なのねとか冷めた目で見ていたが、何というか、後出しで人気ブロガーとか、実は凄い奴だったのね。普通の少年ではなかったのね、とか。コミュ力高いオタクって確かにそれだけで凄いけど、なんか、単なる高校生のふりをしてできる奴だったので、他の女性キャラに論破というか説教というか嗜めてられていたので、あれ? って感じだった。個人的に裏切られた気分というか。次々と凄い所が後出して聞いていないよって感じで。

それにしても、ゲームを作るのは良いと思うし、皆で一緒に目標に向かって頑張るも良いと思う。思うのだが、恋愛と創作活動を混同し過ぎで何なのこいつら理解できないと思ってしまった。恋愛を活力に頑張るはまだ良い。だけど、勝手な一方通行な感情を押し付けるっていうのはちょっと引いてしまう。特に澤村英梨々。多分、この手のキャラが苦手なんだよ、自分。でも、加藤恵の淡々とした良い人キャラに凄く救われた。

総評としては中の中かな。