アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『がっこうぐらし!』

全12話視聴完了。

すごく騙された。なんとなく違和感を感じながら見始めた物の、何も考えてなかったのだろうね。可愛い絵柄でゾンビ物だった事で結構えぐい内容だったことにも、先生が実は無くなっていたことにも。すっかり騙されたよ。でも嫌な感じでは決してなくて、やられたって感じで、爽快な感じだった。

物語りは、街は人間をゾンビに代えてしまうパンデミックによりゾンビに溢れていた。巡ヶ丘学院高等学校では生存者である、そこの生徒である明るく元気なちょっと頭の弱い由紀と、体育会系で武器としてシャベルを所有する胡桃、穏やかなまとめ役の悠里。更に当初の避難生活を導いてきたふんわり系の友達的な教師である佐倉先生の指導の元、三人は学園生活部を創設し、学校での避難生活を過ごす事となる。由紀は、現実を受け入れる事ができなく、災害を認識できず、すでに亡くなった佐倉先生やクラスメイトたちと空想の中で、ほのぼのとした楽しい学園生活を続けている。途中、「遠足に行こう」という由紀の発案から、食料や日用品を入手するため行ったショッピングモールで助けた後輩である美紀、犬の太郎丸を救出し、部員となる。非日常生活の中でのほんわりした学校での日常生活。そんな中、職員室で発見された「職員用非難マニュアル」もよって、感染症の正体が生物兵器によるバイオハザードであり、学校は有事を想定した拠点施設であることを示唆する物であった。胡桃はその真相を確かめるため、いなくなった太郎丸を探すため、地下シェルターに潜入するが、そこでゾンビとなった佐倉先生と遭遇し、負傷し、ゾンビ感染してしまう。また、バリケードで封鎖したはずの安全だった場所にも、バリケードを破壊し、ゾンビが進入を始めた。悠里は悠里を看病をしつつも、感染に苦しむ悠里を殺さなければならないと精神的に追い詰められるが、美紀は面識のある他の三人に代わって佐倉先生のゾンビと対峙し、地下から感染に対処できる薬品を持ち帰る。由紀は記憶を取り戻し、追い詰められた三人を助けるため、放送室へ向かい、下校の校内放送を流す。無事戻った美紀のお陰で、胡桃は一命を取り留める。その後、残り少なくなった食料に、いずれ止まる電気や水道。避難マニュアルに記された「聖イシドロス大学」と「ランダル・コーポレーション」の名が記されており、進学か就職かと卒業後の進路を問われる。四人は高校を「卒業」し、聖イシロドス大学へ「進学」することを決断し、車に乗って大学を目指す所で、終わる。

今までのゾンビ物と違って、戦うとか、原因を究明するとかよりも、異常状態が起こった世界で、閉鎖された学校での日常生活を送るという所が中心に描かれており、視点が違って面白かったなと。後は、ゾンビ物の最後って、『学園黙示録HIGHSHOOL OF THE DEAD』であったり『アイアムアヒーロー』であったりと、どう終結するのかなといつも思うのだが、完結してもなんかもにょったりもしたり、だけれども最終回の卒業に例えて次の場所へ向かうのはなんか良かったなと。根本的問題は何も解決してはいないけれども、卒業旅行だねとか言いながら車で次の場所に向かうのは、なんか綺麗に終われた気がする。

個人的に印象に残ったのは、ショッピングモールの帰りに「何かの映画みたいだね」と言いながら音楽が流れて車を走らせるシーンかな。異様な感じで不安になったり、綺麗だったり、本当に、何かの映画みたいだなと変に印象的だった。後は、屋上の貯水場でプールとか、なんか下ではゾンビが横行しているのに、水着回やるんだとか。

総評としては中の上。屋上に貯水場に太陽光発電に畑。なんか、いいな。孤立された世界みたいで好きだなと。

 

 

 

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