アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『赤髪の白雪姫』

全12話視聴完了。

物語りは、主人公である林檎のような赤髪を持つ少女、白雪。白雪は薬剤師の勉強をしながら静かに暮らしていたが、その珍しい髪を気に入ったダンバルン国のラジ王子に強引に愛妾にされそうになる。それを拒否した白雪は生まれ育った国を出、隣国であるクラリネス国王の森でその国の第二王子であるゼン王子と知り合う。その後、白雪はクラリネスに居を移し、宮廷薬剤師として働きながら、ゼンの味方として道を進んでいく。

全話通して白雪とゼンの恋愛物なのだが、主人公が王子様に見初められてというのではなく、自立した一人の女性として自己の能力や身分の差などに悩みながらもゼン王子の側にいたいとう感じで、恋愛中心ではなく、夢を持ちながらも真っ直ぐに誠実に進む白雪を描いていた。まあ、色々と問題や邪魔が入るのだが、最終的にはゼン王子が助けてくれたりするので、どきどきはらはらというよりも安心して見られるのと、単純な古典的なシンデレラストーリーとは違った感じで面白かったかな。個人的に絵柄が好みではなかったためにゼン王子にときめきが感じられなかったので、そこに萌えられたらもっと楽しめたのだと思う。一々、ゼン王子のキラキラが描かれていたし。最終話の二人が思いを通じ合う所は流石にちょっときゅんっとしたけれどね。

総評としては中の中。最終的に凄く嫌なキャラというのが出てこなかったので、気持ちよく安心して見られるアニメだったなと。