アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『Classroom☆Crisis』

全13話視聴完了。

壮大な兄弟喧嘩。いや、本当は姉妹でもなかったのだけれど。復讐劇というにはなんか弱いし、恋愛物というには中途半端だし、なので、兄弟喧嘩が一番しっくりくるなと。

物語りは、火星に作られた日本の都市を舞台に、航空宇宙事業で有名になった「霧科コーポレーション」。この会社は霧科科学技術学園という私立校を運営しており、その中でも霧科コーポレーション先行技術開発部教育開発室、通称「A-TEC」という、昼は学園の生徒、午後は社員として会社に出社し、先展型試作ロケットの開発という重要なプロジェクトに携わる特殊なクラスがあった。創始者一族である霧生ナギサはそのA-TECに転送し、先行技術開発部部長就任するやいなや、高コストでるお荷物部署であるA-TECを解体すると宣言する。上司でありクラスメイト。上司であり、教え子。この部署の室長兼担任を勤めるのは若き天才エンジニアである熱血ロケット先生である瀬良カイトを中心に、A-TEC存続のため、社会人として意識の低いカイトと生徒たちは共に、今まで湯水のように使ってきた予算を節約し、開発コストを削減し、新型エンジンを開発しなければならなくなる。

カイトの妹でありクラス委員長である面倒見の良いミズキ。その親友であり記憶喪失のイリスを中心とした美少女物かな。クラスメイトも可愛いし、ナギサの秘書であり副担任であるちょっと変態ちっくな服部花子も登場し、ナギサのハーレム物かなと一見思わされたが、後半になるにつれて、ナギサの会社に対する復讐とか権力を手に入れようとする工作活動などが中心となり、兄である専務のユウジ。社長であるカズヒサが登場し、その一方でA-TEC存続に奔走するカイトが描かれており、ミズキとカイトがちょっといい感じではあるものの、予想していた雰囲気にはならなかった。最終的にはミズキとカイトは学生らしいちょっと恋愛ちっくになるものの、カイトは実は影武者で、本当の霧生家の血を引くのは記憶をなくしていたイリスであったりと、色々判明してくるのだが、なんというか、この手のストーリーに珍しく解りやすくてよかった。

なんか、腐女子スイッチオンにするとめっちゃ美味しかったかな。色々とかけやすい感じで。可笑しいな、かなり中盤まで普通に見ていたはずで普通に面白かったのに。結構壮大な感じで争ったりしているのに、絵とかお話しの作りこみ具合が軽く感じられたので、頭の中でストーリーの処理が上手くいかなくて、あれ、BLとして見たらかなりいけるんじゃない、とか気が付いて、もう、個人的にカイト受けってなってしまった。ナギサ×カイトに今はカイトが欲しいカズヒサ。カズヒサはナギサの色々あってお付き合いしていた元彼で。横からちゃちゃいれていたユウジはナギサらぶで。もうミズキもイリスも眼に入らない。最終的に元部長である笹山校長が独立したA-TECの幹部候補として現れた瞬間、もう全てをひっ攫って、カイト×笹山とか、そんな感じでもう、最終回見てから妄想が止まらない。最低だ。まぁ、色々妄想もするけど、それもキャラが魅力的だったからだよ。仕方ないよ。一生懸命真っ直ぐで突っ走るちょっとお馬鹿でにぶいカイト、良かったよ。

総評としては中の中。OPが良かった。なんかCMが頭に残る。

 

 

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