アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『六花の勇者』

全12話視聴完了。

良い感じに予想を裏切られたよ。だって、勇者がいて、お姫様がいたらある程度は魔王を倒すかそれに準ずるストーリーだと思うじゃない。なのに、まさか六人いるはずの勇者が一人多くて、その偽者探しがメインで、それで12話終わるだなんて。もう、びっくりだわ。人狼ゲーム的な感じとか、まったく想像しなかったよ。

ストーリーは単純で、かつて魔神が一輪の花を武器とした聖者によって封じられ、聖者は魔人が蘇った時に自分の力を受け継いだ六人の勇者が現れ、魔神を封じるだろうと予言を残した。そして、三度目の魔神復活。勇者たちが集まるも、何故か七人いた。森に閉じ込められた七人はその中の誰かが敵である事に気付き、互いに疑心暗鬼になり、偽者探しに奔走する。

個人的に絵が凄く好みだった。主人公であるアドレットの性格も、ストーリー上怪しげに見せてはいたが、「地上最強の男」と繰り返す感じが個人的に好感が持てたし、お姫様であるナッシュタニアもすごく可愛らしくて、前半はまさか敵だんて一切思わせない素直な感じでヒロインだねと信じて疑わなかったし。それに、本当のヒロイン枠だった凶魔とのハーフであるフレミー。作品自体の女子キャラの衣装は露出大目だったが、それにしても凄い格好しているなと思わせる衣装。頭に花も咲いているし。凄く好き。残念だったのは、アドレットがフレミーが好きとか告白しているのが、まぁ、理論的に敵を探している中、いきなり感情論かよと突っ込まずにはいられなかった。

最終的に、ナッシュタニアが偽者で解決だぜってなって、さぁ、魔神を封印しに行こうとかなって、最後の最後にまた七人目の勇者が出て来たときは、もう勇者七人で良くないですか。もう七人で魔神を封印したら良いじゃないですかと思ってしまった。さらに付け加えるならば、最後に現れた勇者ロロニアが、もう、癖強すぎだろ。ぽっちゃりさんなのは良いですよ。だけど、あの、お姫様の代わりに来て、その上であの急な馴れ馴れしい感じで、もう、あだ名「オカン」しかないだろ。微妙にダサい格好とか。なんなのだろう。

続編作るのかな。このまま終わったらジャンプの打ち切りのような終わりではないですか。まぁ、2期やっても同じような終わりなりそうだけれどね。

総評としては中の中。面白いけれど、人に勧めるかというと難しい感じ。

 

 

 

 

勇者の1人、地上最強を自称する少年アドレットは、密室状態だった結界を起動する仕掛けに唯一触れられたことから、最有力の容疑者となってしまう。本来は仲間であるはずの6人から追われながら、アドレットは7人目の策略の解明に挑む。

登場人物[編集]