アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『くまみこ』

全12話視聴完了。

個人的名作。まちちゃん可愛い。めっちゃ可愛いよ。1話目の前半でナツの回想の中での幼いまちでまず心を鷲掴まれ、後半の正座し土下座するまちに、なにこれ。そこはかとなくエロい。何で! 膝か? 膝かエロいのか!? そんな動揺する所に投入されるテンポの良い会話の中でのまちちゃんと生贄の女の混同からナツの去勢発言。これでクールダウンかと思えば、ラストの村の幼女の絵がめっちゃ可愛くて。何がなにやら。これらか暫くナツの回想の度に、幼いまちちゃんにきゅんきゅんさせられてしまうのだが。なんだろ、取り合えず頬がピンクでハイライト入っているのやばいよね。あと、膝。

なんか、最終回にてなんだか色々あったらしいが、ちょっとロリコン拗らせた、二次元限定だが、自分としては、被害妄想に取り付かれ、現実逃避、思考の停止。最終的にナツと共依存で寄り添いあい、自立することを諦め、都会の高校に行きたいという希望からも目を背けて田舎に引き篭もるとか、良いと思う。大きな声で言うと怒られそうで言えないけれど、成長しないロリっ子とか凄く好き。ちょっと病み気味で成長することを放棄するのとか、永遠の少女ですよ。スカートの丈を腰で折り上げる女子高生なまちちゃんには絶対にならない感じ。素晴らしいなと。

ただ、良夫が原作に比べて単に空気の読めないキャラというよりも、周りが見えない自己中心的なキャラでしかなく、とても優しくて他者や村をとても大切にしているのが前提といして愛すべきキャラクターに消化されていたのに、その部分があまり上手く描かれてなかったように感じられ、なんか、酷い奴にしか思えなかったな。その上で「生贄」発言とか。まちちゃんの舞台の神楽の部分で「あいつもいつまでも子供じゃないんだな」という発言が霞むよ。あそこで上手く終わらせていれば、万人受けする最後じゃなかったのかなと思う。なのに、まちが「都会の高校行かない」とナツと抱き合っているシーンで感動の涙を流すみたいな描写とか。その後、ラーメン屋での発言で村おこし頑張るみたいなのも、なんか、良夫もまちを田舎に閉じ込める要因でしかなく、その上でまちを利用しようとしてるとしか思えなかったよ。良夫にしてもナツにしても自己都合や欲求でまち個人というものを重要視していなかったような。まぁ、それが自分的には好きだったのだけれども。エロ漫画の快楽落ちとかに近いよね。後味は良くないからね。あまり周囲に最終回良かったよと言えない。

まぁ、元々原作もクマとみこが田舎できゃっきゃうふふする日常物で、まぁ、元々まちちゃん可愛かったけれども、特筆すべきは『しまむら』にやたら詳しいという事だったから、ここまでまちちゃん可愛い。面白いとなったのはアニメでしか表現できない声と動きの部分が大きかったなと。『しもむら』だったしね。

総評としては中の上。ラスト2話分がなければ他人にお勧めできる作品だったかなと。