アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『僕だけがいない街』

全12話視聴完了。

すごく良くできた物語りだった。綺麗に完結されているし。最近、こんなに綺麗に終わる作品って凄く少ないから、更にハッピーエンドだなんて、とても貴重。そもそもハッピーエンドになるだなんて思わなかったよ。陰鬱とした雰囲気に、タイムトラベル的SFサスペンス。まさか最後はこんなにすっきり気持ち良く終わるだなんて思わなかったよ。

物語りとしては、売れない漫画家である藤沼悟はリバイバルと呼ぶ、直前に起こる悪いことの原因が取り除かれるまで、その直前の場面に何度もタイムスリップしてしまうという、特殊能力を持っていた。ある日、母親は何者かによって殺され、犯人に間違われてしまい、逃走する主人公は、とある過去と向き合うこととなる。

小学生になった主人公と、殺される予定だった親に虐待を受けていたクラスメイトの女子、雛月加代を守ろうと、悪戦苦闘する。この手の繰り返し作品、同じことの繰り返しになりがちで差分を拾うのが面倒だったりもして苦手なのだが、結構しっかりと前進していく主人公でわかりやすかったのにも関わらず、最後まではらはらし通しだったよ。特に病院での八代の件とか。

総評としては上の下。漫画も読んだのだが、どうしても個人的に好まない雰囲気のストーリーの暗い感じなどで2巻で挫折していたのだが、アニメは自動的に場面が進んで行くので観易かったのと、それでここまで面白くなるだなんて思いもしなかった。良かった。

 

 

 

 

僕だけがいない街 コミック 1-8巻完結セット

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