アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『一人之下 the outcast』

全12話視聴完了。

パンダって「めぇ~」って鳴くの!? 最終回でいきなりパンダと戦うとか最後の一押しとして更なる中国っぽさが。森の中に野生のパンダ。うん。流石、中国。

アニメ自体、中国アニメブランド「HAOLINERS」の日本進出第2弾作品、と。ウィキに記載されていたのだが、第1弾はなにかしらんと調べるもよくわからなかった。『霊剣山(『霊剣山 星屑たちの宴』 - アニメ視聴否忘失録)』は日中合同制作だったし。まぁ、通じるものはあったけれどね。

まぁ、感想としては意外と面白かった。ただ、ストーリーありきで物語が進むので、キャラクターが少々強引に動くなと、キャラ同士の関係性もまた然り。なので特に主人公とヒロインの気持ちの変化を理解するのにちょっと考えないとわからなかったよ。最後、別組織に行った主人公張楚嵐をヒロイン馮宝宝が迎えに行くのはわかるけど、楚嵐が帰ると言い出すのが、なんかその気持ちの流れがよくわからなかったなと。家出するのはわかるのだけれど。そもそも、楚嵐というキャラクターがぶれぶれだった気がしてならない。DT設定が強調されるのも、そういう人間性というよりもキャラクターを都合良く動かすために必要だったという感じなので微妙に不自然だったり。本当は隠された能力を持っている。ヘタレは本当の姿を隠すために演じているだけ。だけれど、結局、宝宝に負けたり、なんか、それもよくわからなかった。力が足りないから修行するなのだろうけれど。なんだかな。まぁ、絵柄も凄く安定していなかったけれど。特に崩した顔。後は、偏見かもしれないけれど、所々に民族的、家族とか人間関係の距離感の違いを感じる。近いのか遠いのか、わかりにくかった。

ストーリーは、ある日、主人公の男子大学生であり張楚嵐は祖父のお墓参りに行くと、墓荒しによって祖父の遺体が持ち去られてしまった事を知り、現場へと行くも、墓場にてゾンビに襲われる。そこに現れた謎の少女と出会う。少女、馮宝宝はその後、大学に登校した楚嵐の前にも現れ、その瞬間から楚嵐の数奇な運命が動き出した。特殊な能力を持つ異人たち。次第に明かされる真実。まぁ、次々と気になって一気に観ちゃったよ。色々な能力やそれを巡る組織なども出て来るのだが、凄く解りやすかったので通して観ても疲れなかったなと。最終的にこれから行われる異人の武道大会に参加する決意を固めるみたいな感じで、俺たちの戦いはこれからだエンドだったのだけれどもね。続き、作るのかな。今のままだと凄く中途半端だよ。

印象的だったのは宝宝の服装。すごくやぽったい感じ。色が暗い。お洒落をしたはずのワンピースもシンプルであまり素敵でなかった。髪もぼさぼさ。なのに色が白くて美少女棚と。でもってあの感情のない感じ。最終回で彼女の過去が明かされるのだが、あの淡々とした感じで歌を歌うの可愛かったなと。

総評としては中の中。何も新しいことはないはずなのに、なんだか新鮮だった。

 

 DVD出ていないのね。なんか、珍しい。検索してもスマホケースしかないって不思議過ぎる。