アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『エンドライド』

全24話視聴完了。

詰めの甘い異世界ファンタジーに行っちゃう系主人公の冒険物語。って、感じかな。なんというか、OPを「LUNA SEA」が歌っていたら、無条件に格好良いなと思ってしまう、年代的な刷り込まれたDNA的な物でもあるのだろうか。懐かしさもあるのだけれどもね。

ストーリーは、主人公の少年、浅永瞬は水晶に触れることにより、地球の裏側に存在する異世界エンドラに飛ばされてしまう。エンドラでは、王であるゼルザインを本当の父親を殺したと思い込み、恨んでいる王子エミリオが復讐を果たそうとするも、捕まって牢獄に閉じ込められていた。その牢獄に突如現れた瞬は運命の出会いを果たし、冒険をすることとなる。

何と言うか、王子エミリオの成長物語りなのかな。基本的に王を憎んでいるエミリオは、もっと周りを見たら良いと思うよと視聴者としては最初から気付いていて、最終的にエミリオがそれに気付いたのは、今更ね、とか思ってしまうし。世の中の大概の事は話し合えば分かり合えると思う。結局、エミリオはゼルザインを殺して後悔したりするのですが、最終的な黒幕が瞬の父親だったり。それはそれで予想外で、えっ!? となったけれど、まぁ、最終的に父親は殺される流れではあったよね。お互いの父親が死んで、新しい流れが出来るみたいな。重たい話しのはずが、なんか底が浅い気がして、軽く観られたよ。一番気になったのは、瞬の母親が何であの父親を愛したのか、それだけが疑問。まぁ、彼にも彼で良い所があったのだろうけれど、母親の懐の深さが計り知れない。最後、母親は夫の死とどう向き合うのか、それだけがすっきりしないラストではあったなと。

それと、キャラクター。変にマニアックだったよ。エルジュイアさん。男なのだけれど、女と見紛う美しさ、という設定で良いのかな。だけれど、こうまであからさまな男性的身体の描き方で、女性用ワンピースを着せているの、凄く印象的。マニアック。他のキャラがキャッチーなだけに、異彩を放っていた気がする。個人的にはロリっ子ミーシャが断然好きだったけれども、ロリにミニスカートがエロいなとツボだった。また、デメトリオに忠実なのも良かったなと。

総評としては中の下。なんというか、ここが特筆して良いという箇所もなく、すぐ忘れてしまいそうな作品だった。

 

 

エンドライドVol.1 [Blu-ray]

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Limit(通常盤)

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