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アニメ視聴否忘失録

日々ただ消化するアニメの個人的感想帖です。

『チア男子!!』

全EPISODE12視聴完了。

個人的にアニメはまとめて録画して、前情報なく一気に観るので、タイトルから想像する内容と違って、良い意味でおぉっ! となった。要するに、全然チャラくなかったのだ。「チア」と言うとミニスカひらひら。ぽんぽんぽん、といったイメージで、体育会系というのはわかっていても、華やかなイメージ。更に「男子」を付けるとなると、弁当男子にサンリオ男子。草食系男子。甘党男子。もう、男子って言葉がメディアがキャッチーで可愛らしいイメージを付けようとしようとしているのに踊らされている身としては、もう、『チア男子』という響きはアイドル系の可愛らしい男の子たちのきゃっきゃうふふな緩い物をイメージしていたから。

ストーリーは、チアリーディングに青春をかける、ちょっとわけあり男子大学生たちの体育会系サークルを舞台とした物語り。柔道一筋の柔道一家の伊東晴希は怪我をきっかけに、柔道を辞めてしまう。そんな折、幼馴染である橋本一馬に誘われ、前代未聞の男子だけのチアリーディンググループ「BREAKERS」を結成することとなる。

まず最初のメンバーは真面目を拗らせてちょっと可笑しな眼鏡の溝口は、よく偉人の格言を引用する。次に、運動経験なしで大食いぽっちゃり系なトンは自分を変えるためにチアを始める。始めは倒立もできなかったけれど、努力家で最終的に動けるデブに。BREAKERS唯一の彼女持ち。この彼女、第11話でヒロインかなと思っているけどなかなか出て来ない。主人公が片思いをしている子がトンとお付き合いなさっているということで、ちょっとびっくりした。これによって少年漫画なのに女子ゼロでもなく、でも女っ気なく、なんか男子同士のいちゃいちゃが強調されたような気がする。更に、お調子者で関西人の弦に、その幼馴染でいつも一緒にいる天才肌のイチロー。そして、唯一のチア経験者でイケメンだけれど、ちょっとチア関係で過去に色々抱えた翔。そんな初期メンバー7人。最初の見せ場は第5話の文化祭。テンポが良くて、凄くサクサク進むので、とても観易いのにボリューム感があった。文化祭後、一気にメンバーが増えて混乱するのかなと心配したのだが、各キャラを個性に走らせるのではなく、基本的に単独で動くキャラが少なく、兄弟であったり幼馴染で会ったりと、グループ的セットになっており、更に、あくまで中心はチア。初期メンバーから各々、問題を抱えているものの、チアに関係ある部分のみが取り出さされ、基本的に誰も拗らせてるわけではなく、皆本当に素直で良い子たちなのですぐに解決する。心が健康だよ。素晴らしいね。

なんだかとても真っ直ぐチアに向き合っていた。モテたいとか、新しい事がしたい、自分を変えたいとか、チアを始めるきっかけは其々だけれど、真面目だったなと。ちゃんと練習して、ちゃんと結果が出るのって、気持ちが良いよね。そして顔がイケメンばかりでなくても、特に陳なんかは個性的過ぎるし。だけれど、何かを真っ直ぐに一生懸命やっている姿ってそれだけでイケメンに感じてしまう。良かった。

黒子のバスケ(『黒子のバスケ』 - アニメ視聴否忘失録)』は過去に色々抱えすぎて人間関係ごちゃごちゃし過ぎてしんどかったし、『Free(『Free!-Eternal Summer-』 - アニメ視聴否忘失録)』はきゃっきゃうふふし過ぎていて、なんだかいつ練習しているのという感じだったし。なんだか、久々に可愛い男の子たちのバランスの良いアニメだったなと思う。『少年ハリウッド(『少年ハリウッド-HOLLY STAGE FOR 50-』 - アニメ視聴否忘失録)』に近い感じ。

ただ、惜しむべき所は、最終回。もっと競技を通して見せて欲しかったなと。さっくり進んだだけに、人間関係や回想に感動が少なかった分、しっかりチアを見せて格好良いなと思いたかった。それと、主人公に一馬が「晴希が柔道をしている時、投げている顔が、投げられているみたい」というのが、最終回に繋げようとしていたのだろうけど、よく考えると意味がわからない。それと、「人を応援することで主役になれる、世界で唯一のスポーツがある。」というキャッチが、まぁ、わからなくはないけれども、チアリーディングってそれだけで競技として独立しているので、あまり共感はできないなと。

個人的に、文化祭まで素人だけで練習していたので、いつ怪我をするのか不安で仕方が無かったので、コーチが付いて凄く安心したよ。芝生でバクテンとか危険過ぎる。

総集編として第5.5話を挟んだのだが、通常、総集編となるとちょっとたるくて2倍速にしてしまいがちなのだが、これはチアリーディングの解説を解りやすく挟んでくれたので、面白かった。

総評としては限りなく中の上に近い、中の中。可愛らしい男子のきゃっきゃうふふだけでなく、スポーツ物として良かった。

 

 

 

 

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