アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『Charlotte』

全13話視聴完了。

始めは、勘違い野郎で独りよがりな主人公である乙坂有宇の持つ超能力を巡る物語かなと、その主人公の性格がまさかあんなに変わるだんて思いもしなかったよ。『CLANNAD』を思い出ささせる急な凹ませ方。あの気持ちの浮き沈ませ方。もう、びっくりだよ。予想外だよ。そして病んだ有宇がめっちゃ好き。個人的イケメン度ダダ上がり。第7話のみたらし団子の櫛を加えた姿に惚れた。もう、その櫛に必殺仕事人のぴっと簪で首を殺る姿を思い起こさせる男前っぷり。そこから持ち直して、なんだよ、ヒロイン頑張っちゃったのかよと思っていた所の最終話の放浪する姿に胸きゅんで、まぁ、最終的に帰って脳がやられていてのあたりは、そうか、なんか、幸せになれそうで良かったよ、と。後は、久々に声優さんって凄いなと思った。内山昇輝さん。段々と病んでいく時の声の声と、正常な時の声と、調子乗っている時の声と、最後の記憶を失った後の声。同じ声なのに違っていて、こんなに演技って凄いなと思ったの、初めてかもしれない。基本的にあまり声を覚えたり気にしたりしないので、声優さんの名前を意識したの何時ぶりだろう。緒方恵美さん以来かも。

物語りは、思春期の少年少女の極稀に発症する特殊能力。他人の体を5秒だけ乗っ取る能力を持つ少年乙坂有宇はそれを悪用し偽者の優等生として順風満帆な学園生活を送っていた。そんな彼の前に突如現れた少女、星ノ海学園生徒会長である友利奈緒と、同じく生徒会員である高城丈士朗に見破られ、妹である乙坂歩未と共に学園に編入することとなる。有宇は生徒会で自分たちと同じ能力者に警告する活動に協力することとなる。そこに人気アイドル西森柚咲も加わり、奇妙ながらも楽しい日常を送っていたが、歩未が「崩壊」のう能力を発動して死亡し、それを受け、有宇は自暴自棄になるも、友利によって立ち直る。そして、友利の好きなバンドZHIENDのボーカルであるサラ・シャーンと偶然に知り合い、友利と同じくZHIENDファンであるという精神を病み入院中の友利の兄に会わせることを思い付き、連れて行く事となる。そして、一希は僅かに会話することができるようになる。また、その後、友利と共に行ったライブにて有宇は「タイムリープ」能力を持つ兄や、自分の本当の能力が、他者の能力者の能力を奪う「略奪」であったことを思い出す。有宇は歩未と共に収容された能力者研究施設でZHIENDの曲を聴いていた。歩未の「崩壊」の能力が発動し施設を半壊させ、処分されることを聞いた有宇は同じ収容者たちと密かに脱出計画を練り、脱走をした協力する能力者の能力を略奪しながら拘束されている兄の元に辿り着くも、2人は殺されかけ、その寸前に兄は「タイムリープ」を発動させる。と、いう記憶。その後、山奥の秘密研究施設で視力を失った兄、隼翼と再開。もう、そこからタイムリープと海外テロ組織とか、前半の平和な学園生活物とか一転し、特殊能力を巡っての抗争に。能力発症の原因は75年に1度地球に接近するシャーロット彗星から降り注ぐ未知なる粒子が原因であると判明したり。まぁ、そんなこんなで組織との抗争中、有宇の発動した能力のせいで片目を失い、仲間である熊耳が友利を庇い亡くなってしまう。再び悲劇を繰り返さないために、有宇は世界中の能力者の能力を奪い、問題を解決しようと決意する。友利は帰ってきたら無条件で恋人になると約束して送り出す。有宇は海外を放浪し、次々に能力を奪っていくも、その弊害として脳にダメージを受け、目的を果たした有宇は過去の記憶全てを失っていた。それでも最後は友利らの元に帰ることができ、これから幸せな人生にしようって。

前半6話と後半7話で話しが変わる。前半の平和な学園物から一気にドラマチックになるというか、SFが強調されるとか。本当に予想外で面白かった。

ラストの有宇の「これからが楽しみだ」という台詞、なんか、好き。次への余地が残る台詞だなと。

総評としては中の上。

 

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