アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『私がモテてどうすんだ』

全12話視聴完了。

主人公のビッチ感半端ない。無自覚ビッチ。個人的に主人公の芹沼さん、何一つ可愛く感じない。フィルターかけときゃ良いってもんじゃなかろうと。胸が大きけりゃ良いわけでもないし、細けりゃ良いってもんでもない。唇ピンクならきゅんとするわけでもないよ。そもそも、腐女子と言っておきながら、男が部屋に来るために急遽部屋を片付ける際に本を適当にクローゼットに押し込むとか、折り目付いたらどうするんだ。大切と言いつつの矛盾。更に、3次元で妄想とか、まぁ、人によるのだろうが、それを本人に伝えるとかどうなのだろうかと。でもって、自分を好きだという人に対して、そんなフィルターかけてしか見ないとか、人と真っ直ぐに向き合っていない。性格良い優しいという設定だが、自己中心的で妄想癖があり、周りが見えない。他人の気持ちを考えない。真っ直ぐに好きな物に突っ走る彼女が好きというなら、理解はできるが、そんな感じでもないし。更にそれがオタク活動にも滲み出ていて、第7話の聖地巡礼回とかマナーのなっていないオタクなのではと眉を顰めずにいられない。

ストーリーとしては、男同士が仲良くしているのを見て妄想するのが好きな腐女子であるマシュマロ系女子高生の芹沼花依は、ある日、大好きなアニメキャラが死んだショックで引き篭もり、体重が激減。もう、痩せたら美人神話を行くという感じ。超絶尾錠所に変身。すると、同じ高校の4人のイケメンと1人のイケメンセレブ少女から熱烈アプローチ。もう、乙女ゲームだよね。自分じゃ萌えない。更に恋愛に免疫ないし、自分自身で意識した事ないしで、結果的にイケメンたちを侍らしてハーレム状態。もう、よく友達いなくならないね。後半、あーちゃんなる友人の登場が減ったのは距離を取られているようにしか思えなかったよ。あんな学校のアイドル的イケメンたちと更には教育実習のイケメンにまでアプローチられて、もう、学校中の女子の反感を買わないのが不思議。まぁ、急に痩せて美人になった芹沼さんにいいように使われているようにしか見えないイケメンとか、顔は良いけど、性格には疑問を感じるよね。もう、何がなにやらだよ。

まぁ、そんなこんだで途中イラっとしながら観ていたアニメだが、六見先輩の天然で癒し的キャラはときめくし、たまに眼鏡とか良いねと。サッカー部の爽やかイケメン五十嵐君は、硬派っぽいのに実は一番手が早い感じもきゅんきゅんする。更に、イケメン女子二科ちゃんのセレブなエスコートと何でもできる子なのに一人に尽くしている誠実な感じは素敵だと思える。四ノ宮君の弟王子キャラはやっぱり可愛いし、七島君の主人公キャラ的感じも良いねと。もう、主人公以外のキャラが魅力的だなと思うことが、策略に嵌められた感がして、イラっとね。策略って何という話しではあるのだけれど。

総評としては下の上。文句を言いつつ、結局最後まで観てしまう、そんな作品。個人的には漫画の方が色々気にならなくて、楽しめた。

 

私がモテてどうすんだ(1) (別冊フレンドコミックス)

私がモテてどうすんだ(1) (別冊フレンドコミックス)