アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『亜人ちゃんは語りたい』

全12話視聴完了。

主題がどうのとは別の所で、嫌な人が出て来ない。大人がちゃんと大人。常識が常識として存在する。その上できちんと面白い。見ていて清々しい、良い作品だなと。中々こういう作品少ないよね。良かった。

トーリーとしては、「亜人」と呼ばれる特別な性質を持つ人間だけどちょっと違う人たちが世間に「個性」と認められた世界。社会的な弱者である亜人生活保護が整備され、若者たちの間では亜人を「デミ」と呼ばれている。舞台は普通の高校。生物教師の高橋鉄男は亜人に興味があるも、一度も出会ったことがなかった。しかし、新学期。新任教師で「サキュバス」の佐藤早紀絵。お喋りでお調子者で元気で天真爛漫な「ヴァンパイア」の小鳥遊ひかり。実は優等生な「デュラハン」の町京子。実はコメディ好きだけど引っ込み思案で大人しい「雪女」の日下部雪。彼女たちとの日々の高校生活で繰り広げられる個性的な亜人たちとのハートフル学園コメディ。

主人公ハーレム物ではあったのだが、主人公の高校教師という職業柄と大人という感じがもう凄く安心感があった。下心が一切なく、真面目に亜人ちゃんたちと向き合っている。高橋先生に限らず、宇垣さんもだけれど、男性キャラがイケメンとか関係なく嫌味がなくて好感が持てる。更に、女の子がみんな可愛い。なかなかこういう作品少ないのよねと、思う。

亜人ちゃん、人外、特殊なテーマを上げつつも、実はそれは「個性」という。それに悩む思春期少女たちがメインなのだなと。第11話でそれを受け入れる同級生たちも良かったなと。みんな、優しくてよかった。

個人的に佐藤先生好き。横目にアニメ見ていたので、佐藤先生の眼鏡と、高橋先生の声が頭の中で重なって、『プリパラ』のメガ兄さんがチラついてしまったよ。

総評としては中の上。原作絶対面白いなというアニメ。漫画、近々そろえる予感でいっぱいだよ。最近、漫画を買いすぎて本棚飽和しているというのに。