アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『ブレイブウィッチーズ』

全13話視聴完了。

あの「パンツじゃないから恥ずかしくないもん」の台詞で衝撃とざわつきの『ストライクウィッチーズ』こと『ストパン』の同シリーズ。「守りたいから私は飛ぶ!!」「かなえたいから私は飛ぶ!!」など問うキャッチコピーよりずっと印象的だった、あの衣装で「パンツじゃないもん」って。下半身丸出しで空を飛ぶ少女たち。少しだけ裾の長い軍服やセーラー服などの制服の上着は、決してワンピース的な形状ではなく。その下の水色ストライプのパンツに、スクール水着に、もう。ここまでモロ出しだと個人的には清々しさすら感じたわ。パンツじゃないもん。

まぁ、最も自分自身が衝撃的だったのは、ネウロイなる正体不明の謎の存在と、魔力を持つことのできる少女たちウィッチが人類を守るために戦うのだが、少女たちの置かれた状況が正しく戦時中の、最前線で戦う事こそ名誉的思想に蔓延しているというだった。可愛い少女の見た目で、そんな格好で、「死ぬまで、この隊に入れて下さい」とか鳥肌が立ったわ。人類の存続を守るためと言えど、死と隣り合わせの戦場へ何の疑問も抱かず向かうとか。それをあの絵柄とネウロイというよくわからない存在で緩和していることが恐ろしいなと。そして観せちゃうのとか、本当に怖いわ。最早、パンツかどうとかそんな問題でもない。

今回の『ブレイブウィッチーズ』は、前作『ストライクウィッチーズ』での1944年に統合戦闘航空団の活躍によって始めてネウロイの巣を消滅させたことを機に、連合軍は欧州中央から東部への反攻作戦を計画。第502統合戦闘航空団にも出撃命令が下ろうとしていた。そんな情勢の元、エリートウィッチの姉に憧れる正義感に溢れ、まぁ、この正義感も公式設定ではあるが、戦闘肯定疑問を持たないという意味にしか取れない、あの世界感での正義感という意味でしかないのだが、魔力は少ないが体力と努力でカバーの少女、雁淵ひかり。佐世保の学校で日々訓練に励んでいたが、姉と共に東部戦線に行く事になった。が、その道中、ネウロイに襲われ、ひかりを庇って負傷した姉に代わり、後方支援に所属するはずであったのだが、第502統合戦闘航空団の最前線で戦う事を望んだ。お姉ちゃんみたいになりたい。から、段々と自分は自分らしく、姉の代わりではない存在として戦うひかり。まぁ、最終的には姉の復帰と姉に認められて共に戦うと、なるのだけれどね。

他にも、言葉使いは乱暴だけど、根は優しくて、ネウロイを素手で殴っちゃう菅野直枝とか、ビジュアルが凄く可愛かった。最初は生意気で何この子となっていたはずなのに、その小柄でぱっつん髪が印象的で、可愛いなと。他にもニッカちゃんとか、白くてハイネックで下半身丸出しとか、可愛いねと。まぁ、皆、キャラクター凄く可愛いのだけれど。

まぁ、終始、これ面白いけれど、怖いわぁと思ったよ。戦いイコール正義。人類守る。みたいな。可愛いのに、怖かったよ。いや、可愛いからこそ怖かった。

総評としては中の中。これに動物耳と尻尾要素の必要性がわからなかった。流石にそれは詰め込みすぎではと。