アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『エロマンガ先生』

全12話視聴完了。

主人公は高校生でラノベ作家の和泉正宗先生。彼は血の繋がらない妹がいて、両親を亡くしている。そんでもって同じラノベ作家の美少女に囲まれてハーレム。と、まぁ、ラノベ作家が夢に溢れた職業だなと、ノンリアリィティ。原作は勿論ラノベですよ。だからこその現実感は何処にあるのだろう。いや、自分が知らないだけで、ラノベ作家さんは美少女が多く、同職仲間たちと友達のような関係を築いたり、海とかリゾートで缶詰と言いつつキャッキャうふふしているというのが現実なのかもしれない。凄い。ラノベ作家凄い。素敵。

ラノベ作家という職業がキーワードではあるのだけれども、物語の中心はエロマンガ先生とあるように、このエロマンガ先生を名乗るイラストレーターが、実は一つ屋根の下で暮らすものの引き篭もりで一切姿を見せない、一年前に妹になった、血の繋がらない妹だったなんて。と。妹がこんなえっちなイラストを描いていたなんて。

まぁ、色々気になることはあるもの、妹ちゃんは基本的に部屋から出られない設定で、正宗先生の在宅中などは顔を合わせている様子がなかったのだが、一体どうしてお風呂やトイレを済ませているのだろうかと。謎だった。いつも髪がさらさらで綺麗な肌な美少女なのに、お風呂入っていないのかな。若しくは兄の外出中か夜中に入っているのかな。アイドルはトイレに行かない設定なのかな。色々不思議だった。あと、エロマンガ先生というわりに、エロマンガ読まないのかなと不思議ではある。ネットにいくらでも情報が溢れている今、最終話の件が奇妙に思えた。更に、実際に目で見た物しか描けないって、描けない物の方が多いよねとか。

文句を付けたいわけではない。絵は凄く可愛いし。特にエロマンガ先生のグレーの髪の毛先がちょっとピンクなのとか、好き。妹まじ可愛い。更に、魔法少女のような格好の山田エルフ先生も王道ツンデレキャラクターで憎めないし、書くことと妹に誠実な正宗先生も好感が持てるし。楽しく最終話まで視聴できはしたのですよ。だけど、だけれども、それ以上に、無茶苦茶だなと思ってしまうのですよ。ムラマサ先生の着物設定とか意味わかんないし。幼い頃から実は正宗先生とエロマンガ先生が繋がっていたとか。本当に強引だなと。

総評としては中の中。色々気にしなければ楽しめる。