アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『クリオネの灯り』

全12話視聴完了。

10分の短編アニメ。感動させます系。好きな人は好きなのだと思うけれど、どうも穿った見方をしてしまう自分としては、最初から重たい感じで、嗚呼、この実(ミノリ)ちゃんは死んじゃうのだろうなと思うと、素直に感動はできなかった。最後のファンタスティックなちょっと不思議な出来事は予想外で嫌いではないのだけれど、物語りのために作られたキャラクターと物語りという感じが強過ぎて、自分には駄目だったよ。

主題はイジメで、いじめられっ子で病弱で両親もいなくてという、もう幸薄い実という少女が主人公。学校では何もできないけれど、そんな彼女が気になって、笑顔が見たいと願う方(タカシ)君と杏子(キョウコ)ちゃん。ある雨の放課後、偶然出会った実ちゃんに声をかえて、友達になって、水族館に行って、実ちゃんは体調を崩し学校に来なくなって。それから2ヶ月後、方と杏子の元に届いた不思議なメールと夏祭り。夏祭りには実がいて、一緒に過ごす夜。そして、実ちゃん実はその晩に死んでいて。

なんというか、何時、実ちゃんとそんなに仲良くなったのだろうと。そして、実ちゃんもちょっとというかかなり不思議ちゃんだよなとか。そして何より最後の夏祭り。たこ焼きブラザースとか急になにそれとか、いじめっ子の改心しっぷりとか、電話、どうして連絡がとか、色々、訳がわからない。急展開の説明調。

短くてさっくり泣ける話しとしては王道なのだろうな。そして少しだけ入れられるファンタスティックな展開と、わかり易い道徳的物語りという感じで。イジメ良くないよね。死んだらどうなっちゃうのだろうね。嗚呼、駄目だ。こういう泣ける系お話しとか、感動系お話しを肯定しないと自分が本当に汚い人間な気がするのは何故だろう。凄く嫌になる。が、やっぱり好きになれない。

総評としては下の上。