アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『少女終末旅行』

全12話視聴完了。

原作好き過ぎてアニメ化決定から、どうなることかと不安過ぎてどきどきしながら見始めたが、凄く、良かった。嗚呼、絵が動くって素晴らしいな。音が付くって凄いな。原作の良いところを失わず、過剰にもならず、淡々とそれいてじんわりと。素晴らしかった。

物語りは、人類の文明が崩壊し、廃墟となった巨大都市。残されたのは朽ち果てた機械だけ。そんな終わりの世界で、愛車ケッテンクラートに乗り、都市の上層部を目指し旅する2人の少女、チトとユーリの終末ファンタジー。

 

何故やどうしてなどの世界に対して、或いはチトとユーリに対して、そんな背景設定を考える必要がないほどに、清々しく終末の世界を生きて旅する。それだけだった。そこに生まれる哲学的な問い。終末が日常で、それがじんわりと怖かった。また、旅をするのが男女の子供でもなく、少女二人というのが、また終末だなと思わせて、嗚呼、どうなってしまうのだろう。来年、漫画も完結とのことで凄く楽しみ。

アニメの最終話は、写真と、ヌコと、音楽が流れるのが凄く怖かった。こんな綺麗な恐怖ってあるのだなと、個人的に涙が止まらなかった。

総評としては上の下。

 

少女終末旅行 1 (BUNCH COMICS)

少女終末旅行 1 (BUNCH COMICS)