アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『クジラの子らは砂上に歌う』

全12節視聴完了。

終始、目が潤んだ状態だった。子供が運命とかに翻弄されて戦ったり殺されたり殺したりして悲しい感じになる物語り。そして、それが面白くて一気に12話観ちゃったよ。悲劇はドラマチック。そしてファンタジーは美しい。

砂の海に覆われた世界で漂流する巨大な島「砂くじら」の上で下界と隔離され、暮らす人々。彼らは「サイミア」という超能力を有する代わりに短命な「印」と、能力は持たないが長命な「無印」の二つの種族から構成されており、小さな共同体の中で穏やかに暮らしていた。主人公は「印」の記録係りである少年、チャクロ。物語りは、彼が漂着した廃墟船の調査中に出会った初めての下界の少女、リコリスと出会う所から始まる。突如の下界からの襲撃に合う泥くじら。多くの亡くなった人々。再びの襲撃に対抗し、つかの間の平和を手に入れた住人達。そして、感情を食べるヌースという謎の存在。泥くじらの住人の祖先が罪人であり、泥くじらは印の命で動いているという事実。チャクロは泣きっぱなしだよね。自分も泣きっぱなしだったよ。そして前に進みたいなと健気に直向に進む彼ら。そして、それを記録し続けるチャクロ。

色気がある絵に、音楽も良くて、嗚呼、凄く好きな作品だわ。多分、物語はまだまだ続くのだろうけれど、きっと、切ない感じばかりなのだけれども、それでもまた見たいなと思う。良かった。

総評としては上の下。