アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『ナイツ&マジック』

全13話視聴完了。

異世界転生ご都合主義。が、主人公の一途で真っ直ぐ、でもって愛らしいショタの外見のキャラクターのためか嫌味もなくさらりと安心安全で楽しめた。

ストーリーは、凄腕プログラマーでロボットオタクな主人公の青年、倉田翼は交通事故で亡くなってしまう。そして彼が転生した先は、巨大ロボット「幻晶騎士(シルエットナイト)」が大地を揺るがす騎士と魔法の世界だった。エルネスティ・エチェバルリア、通称エル君として生まれ変わった彼は豊富なメカ知識とプログラマーの才能を活かして理想のロボット作りを始めるのだが。

まぁ、巨大な力には陰謀が付き物だよね。だけれども、その愛されキャラなエル君は絶対無敵。そんな感じで終始物語りは進むのだが、時折、エル君の語るロボット美学と、野望と。聖人君主ではなく、あくまで自分のロボット愛を貫く自己の欲求に向かって突き進んでいるだけなのが、凄く良かった。単なるイイヒトな主人公は若干飽き気味だしねと。

ただ、転生物とのことだが、第一話の冒頭のみでそれに触れられただけで、重要なのはエル君が現代の知識を持っていることのみ。そのため、転生の謎とか、ファンタジー世界と現代の世界との関係性とか、なぜ転生したのか。転生する前の人生に悔いは何もなかったのか、そういったちょっと深いことに何も触れずに異世界を楽しむ主人公の性格がよかった反面、物足りなさも感じた。

総評としては中の中。

 

ナイツ&マジック 1

ナイツ&マジック 1