アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『恋と嘘』

全12話視聴完了。

恋愛って感情論的な所あるから、恋ってなんだろうとか言い出すときりがないよね。感情も脳内物質が分泌されてだから、それすらコントロールできると言い切られてしまえばそれまででしかないし。感情でも理論でも振り切っちゃわないとどうにもならなかったり。そんな狭間で揺れ動く、そんな物語りだったと思う。

ストーリーは、超・少子化対策基本法(通称:ゆかり法)により満16歳以上になると政府により将来の結婚相手が通知され、それ以外の者との恋愛が禁止られる世界が舞台。そこで政府によって遺伝子情報に基づいて最良と選別され結婚を決められた、ピンク色の髪の負けず嫌いで成績優秀な人付き合いのちょっと苦手な美少女、真田莉々奈。それと、ずっと思い続けた初恋の少女である、クラスメイトの黒髪おかっぱ美少女、高崎美咲の間で揺れ動く主人公の、優しいけれど、とにかく普通な根島由佳吏の恋愛物語り。

主人公、もてるよね。いいやつだし。素直だし。二人の少女だけでなく、親友のイケメン仁坂悠介くんにも思われて。というか、もう主人公の無自覚っぷりとか、優柔不断な感じとか、ちょっとイラっとするレベル。特に悠介に対しては酷いなと。男同士だから仕方ないにしても、過剰などんかんは悪意にも取れるなと。個人的には主人公の魅力はわからないけれど。

内容としては衝撃的な言葉を所々に散りばめて、単なる純粋な綺麗な恋愛物語ではないよという一風変わった感じで印象的だった。政府が子作りやセックスに介入してくることとか、三角関係な主人公たちとか。結婚相手であるりりなが美咲と主人公にキスしなさいと言ったり。

ただ、何と言うか、粗が多い法律だなと思ったり。恋愛感情すら政府がコントロールするのかとかもだけれど、子供ができない人に対してはとか。先天的でも後天的でも、それって遺伝子だけではわからないよね。それにジェンダーレスに対してはとか。なんか、考えたら何も良くない気がしてきた。まぁ、結婚って難しい事でもあるから誰かに決められるのは楽ではあるだろうけれどもねとか。なんか、単に恋愛物語を楽しむよりも、もやもやしたわ。多分、自分がこういう物語が苦手なのだと思う。

総評としては中の中。

 

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恋と嘘(1)

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