アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『かみさまみならい ヒミツのここたま』

126話視聴完了。

まったく楽しめていなかったのだが、完全に視聴を止めるタイミングを失ってしまったため、第2シリーズまで見てしまった。本当に、何で126話も見てしまったのか謎な位、寧ろ時には苛々しながら何で。もう辞めよう。でもここまで見たしな。そのうち面白くなるのかな。いや、そんなことはないだろう。終始そんな感じだったが、もう辞める。充分だ。

ストーリーは、「モノにはみんな魂がある」というおばあちゃんの教えを守り、モノを大切している、不器用だけれど優しい女の子の小学5年生の四葉こころ。そんな彼女はある日突然こころが大切にしている色鉛筆から生まれたモノの神様「ここたま」であるラキたまと出会う。ここたまは人に見付かってはいけない決まりがあるのだが、「ヒミツの契約」を結び「ヒミツの友達」となることで解説し、その後、こころは次々と新しいここたまと出会っていき、友情を深めていく。

 

導入としてはそんな感じなのだが、なんだろう。すでに第1話にて突っ込み所盛り沢山。モノの神様。八百万の神的な。まぁ、それは良いのだけれども、小学生が長年大切にしていた色鉛筆って、神様になるの早くないかいとか。そんなんで良いのとか。リップの神様きらりすに至っては、リップって消耗品ではと。テレビの神様ゲラチョだって、テレビって家電で買い替えもするでしょうにとか。そんなんばかりだし。そもそもここたまって修行中の身であり、それを統べるたませんにんすら一人前感のない自分勝手な感じで。なんか、なんだかなぁと思わずにはいられなかった。

よく言えば天真爛漫。だけれども、個人的に馬鹿なキャラとか、考えなしで動くキャラが好きになれない。だから、第2シリーズのラストで、ひかりとライチに契約期間をレンタルした埋め合わせとして一週間だけこころとラキたまたちの契約がなかったこととなり、こころはここたまのことを忘れ、ラキたまたちは姿を見られてはいけないとなったとき、その期間を記す砂時計を、終了のお祝いをするぞと作ったくす玉を落としそうになって、どたばたして、割ってしまったのも、嗚呼、また余計な事をして。大人しく時間が来るのを待っていれば良い物を。自業自得だねとしか、思えなかったり。こいつらのやること、いつもこんなことばかりと、はらはらしたりとかではなく、冷めた目でしか見られなかった。馬鹿は嫌いだよ。

もう一つ、どうしても受け入れられなかったのは、イメージで物を作る所。何話目か忘れてしまったのだが、田舎のおばあちゃんの家へ遊びに行く回。おばあちゃんの家は島にあり、おじいちゃんは畑をしていて農家らしいのだが、おばあちゃんは何故か着物を綺麗に着ていた。優しいおばあちゃん像としてそうしたのだろうけれども、そんな着物で畑はできないし、良い所の人なのとか。お稽古事の先生とかさ。由緒正しきお家の出とかさ。だけど、おじいちゃんが普通なだけに、なんだろう。不自然。考え過ぎかもしれないけれど、私には無理だったよ。

良かった所、思い出そうとしているのだが、なんだか何も出て来ない。でもこれだけ長く放送されているって事は、女児の心を掴む何かがあるのだろうね。よくわからないよ。

総評としては下の上。第2シリーズ終了でなんか開放された気分。でもいつの間にかOPが歌えるようになっていた自分が嫌だ。