アニメ視聴否忘失録

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『Re:CREATORS』

全22話+特別番組3本視聴完了。

音楽とアクションがカッコイイ。勢いで一気に見られる。色々細かい所はあるけれど、雰囲気に押し流されれば爽快。そしてクリエイターという生き物について考えさせられる、面白い作品だった。

もし物語中の登場人物が実際の世界に現れたら。漫画アニメを愛す者として一度は想像したことがあることであろう。人により創造されてきた多くの物語たち。人々の感情を揺れ動かし、魅了する。しかし、それは傍観者としての立場からである。もしもその物語りの登場人物たちに意思があり、自分が作られた物であると知ったなら。彼らにとって彼らの存在する物語を作った人々は神なのだろうか。「我らの世界に変革を。神々の地に制裁を」。

主人公はクリエイターを夢見る冴えない男子高校生である水篠颯太。彼の前に突然現れたアニメのヒロイン、セルジア。突如巻き込まれたセルジアと、軍服の姫君アルタイルとの戦闘。そしてそんな颯太を助けたのはゲームのキャラクターであるメテオラ。次々と現れる被造物たち。そしてそれらの衝突に巻き込まれ、自体はそれらを創り出した創造主、クリエイター。日本政府までを動かす事態となるが。

大筋としては、世界を滅ぼそうとするアルタイルに対抗し、人々の承認力によって力を発揮できることがわかった颯太にクリエイターたちに被造物たちに日本政府が、作品を越えた一大イベントを立ち上げ世界を救おうとする。のだが、だけれども完全ネタバレとなってしまうが、最後の最後で作中に作者を出すのは卑怯だろう、と。物語りのキーは颯太とアルタイルの作者であるシマザキセツナとの関係性で、そこをすっきりさせたかったのだろうけれども、あと、クリエイターとしての才能とか実力とか嫉妬とか色々。そんな小難しい感じの感情。だけれども、あれだけ派手に戦っておいて、最後の最後でシマザキセツナとアルタイルの会話って。正直、オチとしては微妙と思ったし、だからと言って他に綺麗に終らせる方法などわからないしで、セルジアの作者である松原さんの気持ちに軽くリンクしてしまったよ。が、それすらこのアニメの製作者たちの思惑の上で踊らされているだけなのだろうかとか、ちょっと疑心暗鬼にはなってしまう。

まぁ、格好良いよ。物凄く。何処かで見たことありそうなキャラクターたちが次々登場し、それっぽい魅力的な台詞を言いつつの壮大なアクション劇。作中作が交錯するキャラクター劇として、どの被造物もクリエイターもそれ以外の政府の人も含め、すべての登場人物が愛せる感じで。でもって、良い具合に中二心を擽ってくる。流石、広江先生と。『BLACK LAGOON』大好きな自分としては、かなり楽しめたと思う。

特にロボットアニメの主人公の少年である鹿屋瑠偉とか、登場時は甘ったれたよくわからない少年だったのに、第19話「やさしさに包まれたなら」での戦闘シーンで自分の主人公論を語る姿にちょっと惚れたね。「年下にしか興味ないんだ」とか言っていた姿からは想像できない男前っぷり。いや、あれはあれで可愛かったけれども。

他に、やっぱりいかにも中二な弥勒寺優夜は登場時からちょっときゅんきゅんしたわ。好戦的で悪役っぽいのに、最終的に良い奴的な。第16話「すばらしい日々」での温泉回でむきむき細マッチョな上半身裸の姿は女子キャラのサービスカットよりサービスであいた。ご馳走様でした。個人的に大きなサングラスも大好物です。

それと広江先生と言えばなおっさんキャラ。ブリッツさん、良かった。第17話「世界の屋根を撃つ雨のリズム」でのブリッツさんと作者である駿河さんとの遣り取りは良かった。絶妙。

物語りの格好良い部分だけを抜き出して、思う存分、格好良く語り合えるんだから、格好良い意外ないよ。それに格好良いアクションに格好良い音楽とか加わったら、もう目が離せないし、夢中だね。だけれども、まぁ、残るのは雰囲気に押されてはっとなっている自分なのだけれどもね。

一つ気になったのは、被造物が次々と亡くなるのだけれども、物語り上ではどうなっているのだろう。作者が生きて、その作品を描き続けれはキャラクターって死んだ事にならないよね。でもって、現実世界で被造物が存在していても、作品は作品で描き続けて作中に被造物が登場したら、2人にならないのかなとか。そんなことを考えていたらセルジアの死もあまり悲しめなかった。そしてまみかちゃんはどうしているのだろうかなとか。

最後に、こんな魅力的で面白いキャラクターたちに囲まれて、この主人公である颯太君。うじうじしていたり、まぁ、冴えないのだけれども。トラウマ的な後悔する過去を抱えていて、だけれどもある種の鈍感さで前に進もうとするのと、セルジアもだけれども、真鍳ちゃんが最終的に協力するのも、みんなに助けられて主人公っぽかったなと。そう言えば、真鍳ちゃんは自分の世界に帰ったのだろうか。最後、いなかったように思えるけれども。

総評としては上の下。画面から目が離せないアニメだった。もう一回見返したい。

 

 

youtu.be

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