アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『となりの吸血鬼さん』

全12話視聴完了。

OPが印象的過ぎるだろう。「†吸tie Ladies†」やたらと頭に残る。多分、私はこのストーリーやキャラクターを忘れても、この曲は忘れない気がする。

ゆるっとふわっと可愛いちょっと不思議な日常系コメディ。やや百合。

ストーリーとしては、お人形と可愛い物が大好きな女子高生、天野灯。彼女は近所に住む美少女吸血鬼、ソフィーと出会う。ソフィーを気に入った灯は、半ば強引に同居を始める。ソフィーは吸血鬼だけれども、人間を襲うことなく、血はねっと通販で購入。趣味はアニメやラノベに漫画。現代的で庶民的な生活を送っていた。

 

まぁ、吸血鬼であるとか、女子高生がいきなり実家を出て同居とか、突っ込み所はあるものの、すべてはゆるふわ可愛いで完結する、このぬるい感じに癒されるね。

キャラ萌え系なのだが、ソフィーがグレーなしっとり系美少女に対し、お洒落で高飛車な金髪美少女吸血鬼のエリーもまた違ったタイプで可愛い。個人的に苦手だったのは、夏木ひなた。灯の友達なのだが、甘えたなのに不器用。勝手に自分は女の子っぽいものは似合わないと思っているのに、諦めきれていない。なんか、面倒そうなタイプ。ただ、ひなたとエリーの組み合わせは、エリーの見た目幼い少女にも関わらず、年上感が際立って良かったなと。

最終話で、第一話の出会いのシーンを繰り返すのだが、日常系のゆるっとしたまま終るのかと思った中で、なんか、今まで登場してきた人々に会って、でもって、出会いに繋がって、良かったなと思う。しんみりしちゃったよ。吸血鬼物って、人間と寿命が違うのに、人間と友情を育んで、でも最終的に老け方も違って、と、先を想像すると余計に切ないなとか。多分、時間の感じ方も違うだろうしとか。その上での最終回。深読みし過ぎかもしれないけれど、凄くきゅんとなった。個人的に、現代に永遠の命を持つ吸血鬼がいたら、ネット、革新的だったろうなと。昔は夜に買い物も大変だっただろうに、ボタン一つで家に何でも届くとか。電子書籍もあるし。アニメも映画もいくらでも観られるし。暇つぶしに最適過ぎるだろうなと思う。そう考えると面白いなと。まぁ、限られた時間しかない人間としては、アニメの放送本数が多過ぎていくら観ても見切れないという悩みもあるのだけれどもね。

総評としては中の中。

 

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