アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『ケムリクサ』

全12話視聴完了。

放送時のタイムラインが『ケムリクサ』で賑わい、まったく情報を持たずにタイトルしか把握していなかったので、期待いっぱいで視聴開始したら、タツキ監督なのね。うん。なんだろう。面白い作品を作るし、凄い監督だなとは思うけれども、個人的にそれは自主制作の範囲を超えないと思うのですよ。お金と時間と人を使って作るクオリティとは別物とうか。なんというか、タツキ監督のファンって信者みたいな人がちょいちょいいて、声が大きいなと思う。声が響くと言うか。そして私の好みとしてはお金と時間をかけた作品の方だという。

赤い霧に包まれ、荒廃した建造物に囲まれた、人気のない、謎の多い世界。そこにいる良く似た容姿の赤毛の3人の姉妹。責任感が強く行動的な物語の中心人物であるりん。ネコミミおっとりお姉さんのりつ。天真爛漫ムードメーカーのメイド服のりな。水を探しながら生きる彼女らの前に現れた記憶喪失の青年、わかば。水をエネルギー源として様々な効果を発揮するケムリクサ。世界を旅しつつ、世界の秘密に迫る物語り。

ラストのオチはちょっとおぉっとなったけれども、なんというか、超ブラック企業で磨り減りながら麻痺して生活する寂しい独身男性に向けた優しい物語り的な。ちょっと感動的というか。ただ、世界感がファンタジー過ぎて個人的にとてもぼんやりした印象。大人のための絵本みたいな感じだった。

総評としては中の下。音楽、OP好き。

 

Episode.1
 
KEMURIKUSA

KEMURIKUSA