アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『Phantom in the Twilight』

全12話視聴完了。

色々中途半端。絶対に、主人公の親友ちゃんは生きた人間でなく、お人形が動いていたというオチだと信じて疑わなかったのに。でもって、主人公ちゃんはドキドキイケメンパラダイスカフェでハーレム築きながらも、本命は血を吸うことを辞めた吸血鬼であるイケメン兄さんヴラッド・ガーファンクル。そこでちょっとトキメキありなラブ展開とかあると思ったのに。

親友と2人で留学したイギリス。素敵な街で素敵な出会い。そこに隠された祖母の思い出と、ちょっと不思議な特別体験。攫われた親友の正体から、明かされる自分の出生の秘密。それを支えてくれる、吸血を辞めた吸血鬼。次々と襲い掛かる謎の敵に、2人の運命は。と、そんなことを想定していた。重ねて言うが、前提は親友は主人公の所有する人形で、主人公は祖母から受け継いだ不思議な力を持っていて、ヴラッド・ガーファンクル吸血を辞めたことによって失われた力を、力が必要になった状況で。というのは、アニメ冒頭を観ての自分の想定した内容。前提がしっかりできていからこその、結局は二次創作的妄想でしかなかったのだけれども。

設定としては、主人公のバイルー・トンが親友のムー・シンヤオと共にイギリスに留学するところから物語りは始まり、次々と不思議な事件に巻き込まれる。そして、導かれるように真夜中に営業している「カフェ・フォービドゥン」に迷い込む。この店は自分の祖母が人ならざる者のために作ったカフェであり、従業員は吸血鬼のヴラッド。人狼のルーク。キョンシーのトウリュウ。ゴーストと名乗るウェイン。彼らはある事件専門の秘密結社の一員で。ロンドンの夜に起こる異能ファンタジー

ぐだぐだだった。もう印象が薄過ぎて、どこまでが本編で、どこまでが自分の妄想なのかよくわからなかった。が、見返そうとも思えなくて。親友ちゃんは攫われっぱなしだし。ラストは続くになっているけれども、多分、続編は作られないだろうし。なんか、もうなんとも言えない。

個人的に好きだったのは、トウリュウの世話焼き面倒見が良い所。あんなに尽くすキョンシーとか良いな。好き。あとは攫われた親友ちゃんを守るルークの弟であるクリスの関係性がストックホルム症候群的な雰囲気を醸し出しつつ、良かったなと。

総評としては中の下。舞台背景は良かったなと思う。

 

黄昏に生きるもの

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