アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『異世界チート魔術師』

全12話視聴完了。

異世界転移。幼馴染高校生カップル太一と凛が異世界での戦争のために召喚されて、タイトル通りチート魔術師となる。

チートってなんだろう。チーとチート言われるとありがたみもなければ、特別感も薄れていく。なんだっけ。ゲーム内で本来とは異なる動作をさせることだけれども、もうただ滅茶苦茶凄い力を持っているという意味になってしまったのだろうか。インチキ行為ではもうないよね。や、転生された世界に対する不正行為だからこそ、第10話「ひとつの決着」にて、主人公、太一は自らの魔力を封印してカシムという糸目の敵と拳と拳で決闘をするのだけれども、チート封印とか、己の努力のぶつかり合いとか、意味がわからないと思ったが、不正行為という意味であるならばなんとなく流れとしては可笑しい事はなかったのかなと思ったり。嗚呼、考えれば考えるほど混乱する。そして雰囲気でチートを使っているのでは? という疑惑が拭えない。

物語りの重要点として、平和な高校生活が突如、勝手な自己都合で命の危機がある異世界に呼ばれ、生き抜くために冒険者になることを決断しなければならないという状況。結構、シビアな流れではあるのだけれども、チート効果なのか、作風なのか、あまり深刻な印象にならず、なんだか王に真剣に抗議する主人公にあまり感情移入できなかった。凜を大切に思ったり、二人の絆とか、結構、重たい流れではあるのだと思うのだけれども、必要以上に軽く感じてしまった。

個人的に好きだったのは、太一と凜の師匠となった落葉の魔術師の二つ名を持つレミーアさんのデザイン。黒髪ショートカットのクールなお姉さん。意外とこの手のデザインのキャラクターっていそうでいないよね。好き。

総評としては下の上。3連続異世界転生、転移。いや、間に完結前の作品の前半一気見を入れると4連続なのだけれども、もう、これだけ見ていると何がなんだかわからなくなるね。それぞれの差違を頭の中で表にしている感じ。それなのに、癖になる。異世界転生、転移には不思議な魅力がある。

 

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