アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『盾の勇者の成り上がり』Season2

第2期全13話視聴完了。

異世界転生。冤罪迫害からのどんでん返し成り上がり物語り。ただ、第1期でハーレムとやってやったぜ展開を終えてしまった後であったため、第2期は寧ろ正統派勇者活動になっていたような。
名誉回復した主人公、尚文は、領地を獲得し、再び起こるであろう災厄に備えつつも穏やかな日常を送っていた。そして怒る災害、魔物の復活。それを復活させた存在。突如飛ばされた異世界からの異世界
まぁ、物語的にはリーシアちゃんのハーレム加入に、気が違っている眼鏡ロンゲが出て来て大波乱に、オストさんの死の第6話の戦闘やら色々あったのだけれども、個人的見所は、第1期で幼女から一気に成長した奴隷のケモミミ少女ラフタリアちゃん。再び幼女に。それと、中世西洋風異世界に何故か江戸村みたいな日本風な街って急に現れるよねと。後はチョコボ少女フィーロちゃんの存在がやっぱりちょっと印象的だったなと。忘れていたストーリーをフィーロちゃんを見たら思い出した。主人公の尚文は、人間不信ですさんでいないと、ちょっと物足りないというか、面白みに欠けるなと思ったり。
総表として中の中。

 

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『ヒロインたるもの!~嫌われヒロインと内緒のお仕事~』

全12話視聴完了。
ストーリーは、田舎から陸上を続けるために一人上京してきたひよりちゃん。クラスメイトととなったのは超人気高校生アイドル「LIP×LIP」の染谷勇次郎と柴崎愛蔵。しかし、ひよりちゃんはアイドルに興味もなく、新しくできた友達との学校生活に部活動。そんな中、生活費のために時給に釣られて始めたアルバイト、それはLIP×LIPのマネージャー見習いだった。何処か冷めた二人は、努力根性前向きひよりちゃんに次第に影響を受け始め、そして、ひよりちゃんも興味のなかったアイドルの魅力を知るようになり。そんな彼らの青春群像劇。
面白かった。恋愛に向かうのかなと思ったら、純粋に芸能マネージャー見習いとアイドルとのお仕事物で、しかもアイドルもおまけではなくしっかりと作り込まれた歌とダンスとで、1つで2つ美味しいみたいな作品になっていた。
なにより、ひよりちゃんが一生懸命直向き頑張り屋さんなのが可愛い。芋い雰囲気ではあるものの、ぶれないの良いなと。ただ、どの辺りが嫌われヒロインなのかわからかった。最終話直前で、仲の良かった友達の1人がLIP×LIPの熱狂的ファンで、二人と距離の近いひよりちゃんに激おこで写真をばらまいたり、学校で大喧嘩した辺りなのかな。その前の、LIP×LIPと一緒に撮影した芸能人に嫌われた辺りなのかな。嫌われとタイトルに入っている割に、ひよりちゃんが可愛くてあんまり嫌われている感じがなかったような印象だった。
特に印象的だったのは、第6話の「得意でしょ、努力するの」というセリフ。凄いよ。嫌味なくそんな言われる人も、言える人も滅多にいない気がする。
ひよりちゃん、学校でもLIP×LIPの面倒を見てお仕事の延長されている気がして、事務所側からしたら学内でもサポートする人がいて、その分、ちゃんと時給上乗せされているのかちょっと心配になった。のと、陸上と並行してアルバイト頑張るのはやっぱり凄いなと。頑張り過ぎているので、ちゃんと休んでゴハン食べているのか心配になってしまう。お昼、コッペパンは大丈夫かなと。運動部ならもっとしっかり栄養管理してと、余計なことを考えてしまったり。
好きだったのは、第6話で幼馴染が上京してくるのに見返してやろうとするひよりちゃんの変身回。アイドルぷりょデュースで可愛くなったひよりちゃん。劇的変化ではなく、あり得る範囲での可愛いの良いなと。でも、何より可愛いかったのは、この回のEDのシンプルなエプロンドレス。そのままのひよりちゃんがとても可愛くて好き。
そして、LIP×LIPも、第5話のライブ。自分もこのアニメのアイドルに興味があまりなかったはずなのに、ひよりちゃんと同じようにアイドルって凄いとなったの面白かった。格好良くて、曲も好きとなった。「全力な君が可愛い」という歌詞、凄いね。見進めるうちにどんどんキュンキュンしてくる。そして、いつの間にかアイドルに興味もなかったけれど皆を元気にするアイドルって魅力的だなと思う気持ちに感情移入していた気がする。
総表として中の上。

 

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ジュリエッタ

ジュリエッタ

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『86-エイティシックス-』

全23話+Special Edition4話視聴完了。
こんなん泣くために作っているとしか思えないよ。
ラノベ原作の戦場を舞台とした少年少女たちのSFファンタジー
ストーリーは、サンマグノリア共和国の無人兵器ジャガーノートと隣国ギアーデ帝国、連邦なのかな、の完全自律型無人兵器レギオンの、表向きは無血戦争。しかし、その実態は、サンマグノリア共和国から白系種以外の人種である少年少女たちで構成された人型家畜エイティシックス対レギオンの過酷な戦いであった。成功率0%の特別偵察任務。前半はそんな戦場で僅かな希望を頼りに戦う死者と交信できるという特殊な能力を持つシンエイ・ノウゼン率いる、共和国軍東部戦線第一戦区第一防衛戦隊スピアヘッドの隊員たちと、白系種のエリートでありつつも己の正義感に従い正しく行動しようとするヴラディレーナ・ミリーゼとの交流と戦いが中心となる。そして、後半第2期は、戦場でしか居場所を知らなかった彼らが、自由を求めて進んだ先に行き着いたギアーデ連邦で、暫定大統領兼連邦軍最高司令官であるエルンスト・ツィマーマンの元、共に保護された、出会ったギアーデ帝国最後の女帝である幼女フレデリカとの、人権を認められた所謂普通の生活。そして再び戦場に。
見始めてからウクライナ侵略が始まったり、リアルな戦場の情報がSNSを通して入って来るようになり、このロボットを使った架空の戦場すら個人的にしんどくなって、毎回、胸がいっぱいになるので、一気に視聴することができずに観終えるのに半年以上かかってしまった。
胸に刺さるシーンが多かったのだけれども、特に印象的だったのは、第13話。レギオン共和国での彼らの一見平和な生活。そこで、先に進むと、何処に向かっているのだろうかと。「戦い抜いて死んだあいつらに顔向けができない。平和な振りをして生きていくことは俺達にはできません。たとえ死ぬのに変わりがないとしても、死に方は選べる。いずれ死ぬならその最後まで戦い抜くのが、俺たちの生き方です。それを奪わないで貰えますか。」平和が負い目なのか。憐みの檻。根本が違い過ぎて悲しみがなく淡々としている。戦争が終わった時を考えもしない状況というのが、わからなく、ただ、もう、全てが悲しみに満ちていて。幼女の「人として欠落した生き方」というのも。もう、言葉が重たかった。
終始、彼らには幸せになって欲しいを願って観ていたのだが、その幸せの基準すらよくわからず。最終話で彼らとヒロインであるレーナは再会するのだけれども、それも決して戦いがない世界ではなく。これは嗚呼良かったと思ってよい最後なのかと。
もう一つ。主人公も彼が率いる部隊のメンバーもヒロインも概ね16歳であり、フレデリカに至っては10歳。子供が戦うというしんどさがあった。そして、それと同時に『鉄血のオルフェンズ『鉄血のオルフェンズ』 - アニメ視聴否忘失録)』の時も思っていたのだけれども、子供はいつまで子供なのだろうかと。子供でいられる環境は勿論必要ではあるが、だからといっていつまでも子供であるわけでもなく。そもそも子供とは何だろう。子供と大人の線引きとわ。成熟するということに、終わりはなく、大人でも思想的成長は常にし続けることは可能であると、思っている。と、そんなことを考えながら観ていた。
それと、画面が綺麗で、実際に見ていないはずの光景が記憶の中に残るほど、とても良かった。第10話の美しい花畑に湖。誰もいない廃墟となった街。そこでのつかの間の休息からの、ずっと一緒にいたサポートメカのファイドの最後の記憶の映し方が、なんか、もう最高だった。そして、音楽。EDの入り方が最高。特に第1期の常に戦場の悲しみと僅かな希望の中と日常に垣間見る僅かな喜び。それを更に印象的にする、絶妙に泣かせる演出が繰り返されていた。

もう一つ。個人的趣向として線路はもうやばい。最高。好き。

総表として上の中。誰もが心穏やかであって欲しい。

 

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『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』

第1話~第12話視聴完了。ジョジョ第6部。第13話からはネトフリ配信の後、2022年10月7日からテレビ放送。

空条承太郎の娘、空条徐倫が無実の罪で刑務所に入れられ、承太郎のDISC化されたスタンド能力と記憶を巡って、奮闘。
ストーリーは、何と言うか、承太郎の言葉が足りな過ぎて、もっとちゃんと話そうよと思ってしまった。もっとちゃんとコミュニケーションが取れていたら、もっと違っていたよと、終始思ってしまった。無口で拳で語るのも良いが、限度があるよと。
ストーンオーシャン編は女子多めで、言葉は汚いが、キャッキャした感じで華やかで全体的に更にお洒落で可愛かった。
そして、相変わらず無茶苦茶お洒落。人物と決して相性が良いと言えない黄色と緑を化粧にどうしてこんな素敵に取り入れることができるのだろう。こんな変態と紙一重な奇抜なお衣装がなんでそんな格好良く決まるのだろう。圧倒される。

EDの海の映像と音楽が、昔見た、深夜の点けっぱなしのテレビから流れる何とのない映画みたいだなと印象的だった。
前作のイタリア編観た後に漫画読もうと思ってまだ読めていない、ついでにジョリーンは多分冒頭しか読んだ記憶がないので、一緒に読みたい。取り合えず、10月からの続きが楽しみ。

総表として上の下。

 

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『勇者、辞めます〜次の職場は魔王城〜』

全12話視聴完了。
異世界転生かと思ったら、軽くSFだった。異世界と思ったら、世界観、ちょっとよくわからなかったけれども、未来なのなか。荒廃した東京が過去に出てきたけれども、舞台となっている世界は異世界ファンタジーだし。ちょっと謎だった。
ストーリーは、魔王から世界を救った勇者レオ。彼はその強さ故に平和となった世界には不要な、寧ろ脅威となり、聖都から追放されてしまう。そして放浪の末、行き着いた先は、自分がボロボロにした魔王城。人員不足で崩壊しかけた魔王軍に出された求人。そこに応募した元勇者。魔王にその正体を隠しつつ、四天王と共に軍の立て直しを挑むこととなる。そこで己の圧倒的なその能力を発揮し、幹部まで昇格したレオの真意とは。
前半部分の勇者が魔王軍に入隊したいよ。魔王は道理の通った情に厚い美少女。これは惚れちゃうよねとか。そんな表層を完全に信じ込んで見ていたので、後半、勇者がまさか3000年以上前に人間の技術を結集して作られた対悪魔用自動成長型生体兵器で、寿命がないとか、ちょっと驚いた。そして人類を守るという使命がそのアイデンティとなり、苦悩し、まぁ、自我が目覚めたらメンタル壊れるよねとか。過去の記憶、荒廃した東京の場面はてっきり最近流行の異世界転生の記憶かと思ったわ。
問題を抱えた魔王軍の立て直しの前半の軽さと、一転した後半の勇者レオの抱える問題の重さのバランスが面白かった。
印象的だったのは、魔王エキドナの懐の深さや、四天王の一人で魔王軍立て直し業務で過労死寸前の淫魔であるシュティーナの素敵お姉さんぷりでもなく、元暗殺者でコミュ障のメルネスの女装メイド姿でもなく、過去に東京で出会った魔族のエイブラッドだった。寿命もなく、人類を守るためだけに存在するレオに同情し、親身にアドバイスをする彼の性格と言うか、その魔族だけどいい人というか、己の信念や考えをしっかり持った上できちんと対話できる魔族だけど人柄というか。凄く素敵だなと。そして、そんな素敵な出会いがこの物語の重要部分だったのだなと。彼が拘束されながらも、レオに叫ぶ姿が一番印象に残った。
総表として中の中。

 

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『史上最強の大魔王、村人Aに転生する』

全12話視聴完了。
なろう系チート異世界転生ハーレム。
ストーリーは、その強さ故に孤独だった魔王ヴァルヴァトス。彼は未来の世界で村人であるアードという少年に転生する。力は持つも、人との関わり方はわからず。不器用ながら一生懸命。そんな彼は15歳となり、エルフの少女イリーナと共に王都の魔法学校に入学する。そこで出会ったサキュバスの少女ジニー。魔王の転生体を追って魔法学園にやってきたシルフィー。魔法が衰退した世界で圧倒的力を持つアードの無双学園生活。
第1話でコミュ障を患いほぼストーカー化した主人公に、これからどうなるのかと思ったら、予想外に普通な少年に成長したなと。そして、チート過ぎて、タイトルの村人Aという平凡さは全くなかった。
最後、過去にタイムトラベルは完全に予想外だった。分岐した世界線から過去に集められた魔王の転生体。そして自分自身と向き合ったり、すっきりはしなくても、一応、過去の細々を清算して戻ったり。
まだまだ物語は続く状態で、なんだろう。ナチュラルにハーレム状態を受け入れてなんとも思っていない風も、彼が何を求めて、どうしたら楽しく過ごせるのか。その目標もわからず。過去にやり残したことはあるのだろうけれも、単に魔王の転生体で強いよ以外の何もなく、そのチートさの爽快感もあまりなく、一区切りはあったものの、この物語りをどう楽しんだものかわからないまま終わってしまっい、印象に残り難かった。
総表として中の下。

 

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村人A

村人A

  • 深町寿成
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『可愛いだけじゃない式守さん』

全12話+声優さんによる名シーン振り返り回、視聴完了。
ストーリーは,

不幸体質の可愛い系主人公、和泉君。そして同級生で、可憐で可愛いのと同時に彼氏力の高いイケメン彼女の式守さん。ほんわか高校生カップルの日常物語。
イケメン彼女、魅力的なのだけれども、彼女のスペックを上げるために不自然に組み込まれたシーンが、どうしても気になってしまって、素直に格好良いとならないなと。第一話の後半、ビルの看板が急に落ちて来た和泉君を守る式守さん。格好良いことを言っているのだが、急に看板が落ちて来るのも不自然だし、下手したら死んでいたし、問題にならなずに「さっきの凄かったね」とかのんきにいう和泉君も、なんか、何もかもが違和感。最終話も、道に捨てられた空き缶が車のタイヤに当たって和泉に当たりそうなのを蹴ってゴミ箱に入れるのだが、それも式守さんが蹴るという派手な描写のために用意されたセットでしかなく、和泉君が不幸体質というのと合わさってのことなのだろうけれども、いまいち気持ちが入らずに見ていたので、そんなことより、スカートで蹴り上げたら下着が見えちゃうよとぼんやり思って終わってしまった。
個人的に好きだったのは、第3話で和泉君の家にお邪魔する式守さん。和泉くんのほんわりした家族と、彼氏の家で緊張する式守さんが好きだった。その後の花火大会で和泉君の両親登場も、なんだか和んだ。
それにしても、ピンクの髪に青い瞳の式守さんのデザイン、可愛いけれども、なんだかカラーで見ると印象強いね。お兄ちゃんも同じ色の髪色で、凄い兄弟だなと思ったり。
総表として、中の中。

 

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