アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『残響のテロル』

全11話視聴完了。

爆破テロリストの二人の少年、九重新(ナイン)と久見冬二(ツエルブ)。そして三島リサという少女の話し。

少年たちはスピンクス1号2号と名乗り、動画にて爆破予告をし、爆弾を仕掛ける。少女は二人が転入してきたとある高校でいじめを受けていたが、都庁での爆破の際に少年二人の姿を見てしまったことにより、ここで死ぬか共犯者になるかという問に共犯者を選んだ。

テロをする理由として、過去に行われたアテネ計画を公にすることだと思われる。或いは復讐。アテネ計画とは、五歳以下の知能指数の高い孤児に薬を投与し、人工的にサヴァン症候群に似た状態を作り優秀な人材を作り出そうというものなのだが、その実験により多くの死亡者が出たり、アメリカの介入によって中止された。その実験の生き残りが二人の少年とハイヴ。

謎を解きながら、スピンクスを追う刑事柴崎。事件に介入してくるFBIとハイヴ。

面白かった。だが、後半になればなるほど何故二人はそんなことをしなければならなかったのか、他に方法がなかったのだろうかと思わずにはいられなかった。話しが複雑化し過ぎるというか、色々な問題が上滑りするというか。一気にまとめて見ればまた違ったのだろうけれど。音楽も映像も良かったから余計に残念だ。

総評としては中の上。格好良く作られたアニメだった。