アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『SHIROBAKO』

全24話視聴完了。

アニメ作るのって熱いわ。情熱と夢と希望に溢れている。と、元制作進行をやっていた知人に語ったら苦笑いされた。いや、全てを否定するつもりもないし、ある程度ファンタジーというのはわかっているのだけれどね。

ストーリーは、高校のアニメ愛好会の少女たち五人がいつか一緒に商業アニメを作ろうとドーナッツに誓う。その後、主人公宮森あおいは「武蔵野アニメーション」に就職をする。制作進行として日々降りかかるトラブルに立ち向かいながらも成長していくというお話し。他にも、同じ会社にアニメーターとして就職した大人しめ黒髪女子の安原絵麻。良い子って感じで、横の席の年配のアニメータである杉江さんとのやりとりがなんだかほっとして好きだった。居酒屋でアルバイトに励みながら声優を目指す坂木しずか。最後に「第三飛行少女隊」で役を貰った時は周りがアニメに関わってどんどん先に行くのに、努力が中々報われないにも関わらず、その落ち込んだ姿を一人で抱えていただけに、良かったねとちょっと泣きそうになったよ。3Dクリエーターの藤堂美沙。なんか、印象薄かったな。車をひたすら描いていて、転職したな位。最後に、脚本家志望の今井みどり。脚本家になるためには何をしたらよいかわからず、忙しい宮森の代わりにディーゼル車や戦闘機のことを調べたことをきっかけに武蔵野アニメーションに制作設定のアルバイトとして勤務することになる。さらに、正式ではないもののシナリオライターである舞茸さんの弟子になる。個人的に「自分には物語が必要だから」という台詞が印象的だった。

その他にも、印象的なキャラクターが多く、テンポ良かくて見られて面白かった。問題が一つ片付いて、順調かと思ったら、次の問題が出てきて、その度にそれぞれが成長したりして。なんかすっきり。最終話の打ち上げでの宮森のスピーチがそれをうまくまとめたなって感じで、気持ち良かった。

総評としては中の上。軽く楽しく、でもちょっと達成感も生まれて、楽しかった。