アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『カリーノ・コニ アンコーラ』

全25話視聴完了。

イタリアのカリーノ村のカリーノ森に住む動物の子供たちのお話し。ある日、その森で一人暮らしを始めた野うさぎの子供、コニ。コニはダンスが上手く、好奇心旺盛。だけれど、寂しがりやだけれど、人見知りが激しく、いつもちょっと問題を起こしがち。

公式HPに「でも、仲間たちはコニが来てからの毎日が楽しいなって。思っているみたい」って嘘だろ。こいつ、内弁慶とか、好奇心旺盛とか、ちょっといたずらっ子とかそんな言葉で片付けられないような行動をするし、悪意もある気がしてならない。コニの友達、子ねずみのトビーもいつも酷い目に合いながら、よく怒らないなと。他にも、お洒落で乙女なキツネのビアンカ。お洒落でクールなビアンカの兄のファビオ。謎のカメ、顔を見ていると何故か不安になるタオ。森一番のお人好しで力持ちのクマのフランコ。ロッカーで旅人のハリネズミのハリー。染色芸術家のヘビのセル。可愛らしい印象的で可愛らしいキャラクターがたくさん出てきて、なんだか、ちょっと和むかと、思ったら、そうでもない。そこはかとなく不安でざわざわするアニメだった。5分アニメということでテンポ良くなんとなく見れてしまうものの、毎回、コニが何をするのか、ドキドキわくわくではないけれども、不思議となんかつい見ちゃう。

これはもう、なんか、精神病棟の中をイメージで作り上げた世界なのではないかという気がしてきた。このざわざわ感もそうするとなんか納得できるし、キャラクターたちの不可思議な行動も納得できるというか。そんな感じ。

総評はちょっと付けられない。だけれども、面白かったし、もっと見たいと思った。