アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『グラスリップ』

全13話視聴完了。

青春群像劇。途中、超能力とかSFなのかな。恋愛物語りなのかな。と、色々、思わせておいての、思春期、青春、そんな中で揺れ動く主人公の少女の物語り。

ストーリーは、家が硝子工房で、美術部に所属する少女、深水透子を主人公とし、高校三年の夏休みを友人の家のカフェ「カゼミチ」で同級生である、一人称が「うち」で、幼い頃に母を亡くし、現在は父の再婚相手である雪哉と共に暮らしている高山やなぎ。病弱眼鏡っ子で本が好きな永宮幸。陸上部に所属しているが怪我のためリハビリを続けていて、やなぎと同居している井美雪哉。「カゼミチ」の子であり、趣味が山登りで明るい性格の白崎祐。以上の五人で過ごしていた。しかし、そこに未来の声が聞こえるという少年、沖倉駆という少年が転校してくる。

まあ、雪哉が透子のことが好きだったり、その雪哉のことをやなぎが好きだったり、結局、透子は現状を壊したくないと言いつつも駆とくっついたり。一方で幸は透子が好きで、でも祐から熱烈アプローチを受けていたり、幸は透子と駆がくっつくのを邪魔したり。そんなことを田舎風景の中でぐだぐだ、きらりって感じで繰り広げていたり。そんな中で、透子はトンボ玉を通して未来が見えるとか。ちょっと不思議な青春物語りかな、と思ったら、最終話で透子の母があれは貴女も見えるの? まさか未来だなんて思っていなわよね。などと言ったおかげで、あれ? この超能力みたいなのって中二病的な、思春期によくある妄想なのみたいな、台無し感。いや、これは未来は決められたものではなく無限に広がっているということなのか? と混乱しつつ。結局、何が言いたかったのか良くわからないお話しだった。

個人的には駆が家の庭でテント生活とかちょっと羨ましいな。あんな感じの田舎で暮らしたいなとか、そんな大筋とは関係ないことに惹かれた。

総評としては中の下。もっとちゃんと読み込んだり、青春群像劇が好きならもっと評価が上がった気もする。