アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『ガンダムビルドファイターズトライ』

全25話視聴完了。

実は、一期は録画失敗のため、途中までしか観ていないのです。そして個人的にガンダムはさっぱりで。ですが、それでも楽しめました。一期、特にキャラクターが良かった。だからその分、トライのキャラが薄く感じられて。

二期の主人公、カミキセカイは次元覇王流憲法と呼ばれる格闘技の達人であり、今までガンプラバトルの存在を知らなかったが、ガンプラの操縦に格闘技を取り入れ、天才的な操縦技術を発揮する。真っ直ぐな性格で好感が持てるが、一期に異世界の王子が出て来ちゃった後だと、なんだか見劣りしてしまった。まぁ、好みの問題でもあるのだが、魅力的ではあったため登場が逆であったのならと残念でならない。

ストーリーは従来のガンダムシリーズから世界観を一新し、実際にバンダイから発売されているガンプラと、それを用いた架空のシュミレーション競技である「ガンプラバトル」をテーマとした作品。トライは前作から7年後を舞台とし、主人公カミキセカイが聖凰学園に編入し、ひょんなことからガンプラバトル部に入部し、部長であるホシノフナミ、コウサカチカの弟であるコウサカユウマの三人で構成されたチーム「トライファイターズ」で全日本ガンプラバトル選手権中高生の部に挑戦していくというストーリー。

トライは一期に比べより身近な舞台を意識して作ったのだろうか。大会自体も部活の延長という感じであり、派手さに欠ける気もした。しかし、より進化したガンプラの能力に加え、格闘技の実力者という特徴にした前作にはない戦い方は見ていて気持ち良かった。ただ、大切にしていたガンプラを傷付けたくないというコウサカユウマの思想とは逆の戦闘であったため、そこに共感していた自分としては少し残念にも感じられた。

子供向けということもあり、わかりやすいストーリー展開に好感の持てるキャラクター。かなりかっこいい戦闘シーン。軽く楽しめる作品であった。あと、一期に続き、謎のガンプラオタクのおじさんであるラルさんの登場と、ファッションモデルであるカミキセカイの姉であるカミキミライ、どうにも憎めないサザキカオルコなど、脇役が良かったなと。

総評としては中の上。ガンダムわからなくても、これだけで充分楽しめる内容だった。わかったらもっと楽しめたのかもしれないけれど、まぁ、それはそれでいいかなと。