アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『たまゆら~もあぐれっしぶ~』

全12話視聴完了。8.5話は見逃してしまったが。

やんわりふあふあゆるやかアニメ。実在の市町村とアニメのコラボって増えたよね。これは瀬戸内海の広島県竹原市を舞台にしており、町並みや背景、その町の行事など丁寧に描かれており、アニメの優しい雰囲気もあり、ちょっと行ってみたくなったよ。聖地巡礼っていうよりも、ゆったり一人旅みたいな感じで癒されそう。

物語りは、主人公である沢渡楓は高校進学を機に父を亡くして疎遠になっていた父の故郷である竹原に引越しを決める。楓は父の残したカメラで写真を撮るのが好き。楓の撮る写真は見る人を幸せな気持ちにし、心と心を繋いでいく。

竹原では昔、よく一緒に遊んでいたしっかり者で趣味はポプリ作りである塙かおると再会し、テンション高くてパティシエを目指す下ツインテの岡崎のりえ、口笛や朗読が得意で大人しい桜田麻音らと友達になる。他にも、憧れの写真家志保美りほや、2期で主人公が作った写真部に入部することになる三谷かなえ、写真館の店主のマエストロ、お好み屋の店主である八色ちも、学校の先生など、色々な魅力的なキャラクターたちとの出会いを通して成長し、父の死の悲しみを受け入れて前に進もうとする主人公。

2期である『こあぐれっしぶ』では4人は進級し、写真部を創部しカメラ仲間ができた主人公。そんな一年を過ごし、最後はそのカメラ仲間の先輩である三谷かなえの卒業と、主人公が母に父が母にプロポーズした場所へ連れて行って貰う、と、そんな感じで終わる。

何と言うか、皆良い人。悪い人が出てこないので、本当にほっこり見られるアニメだった。優しい気持ちになれるというか。癒し系アニメとでも言ったら良いのかな。大きな感情の波もなくて、終始、安定して見られる。キャッチコピーの「いつか思い出になっていく、だけど消えたりしないよ、ずっとね。」切ないけど前向きで悲しい気持ちで終わらない。キャラクターも魅力的で、個人的には特に家族である母親と祖母が好きだったな。それに時々出てくる猫、ももねこ様も可愛かった。

総評としては中の中。1期の方が個人的には好きだったな。後は偶然に見た『クローズアップ現代』の聖地巡礼で出て来た町並みはやはり普通の町で、2次元は理想化というか美化されているよねと思ってしまった。だからといって行きたくなくなったというわけではないけれども。

 

 

 

広島 宮島 (ココミル)

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ことりっぷ 広島・宮島 (国内 | 観光 旅行 ガイドブック)

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