アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『レーカン!』

全13話視聴完了。

物語は、女子高生であり極度の霊感体質である清楚で控えめな長い黒髪の少女、天海響。天海は霊でも人間でも分け隔てなく礼儀正しく接する。そんな天海の周りには常に彼女を慕う霊で溢れている。天海はとある高校に転校し、そこで怖がりで幽霊を極度に恐れる金髪ツインテ、そしてツンデレなクラスメイトである井上成美と知り合い、色々な霊体験などを通して友達となる。他にも、オカルト大好き上原佳菜。元ヤンで人情深い江角京子。天然で明るく無邪気だが、ゾンビが好きな小川真琴。メンバーの中で唯一の男子であり、アホの子でムードメーカー的な山田健太。など、個性的な友達に囲まれ、楽しくて、あったかくて、すこしだけ切ない、つながりの物語り。。

なんか、皆、優しいよね。あったかくて少しだけ切ない、つながりって、なんかもう押し付け感の半端ないアニメだったよ。なんとなく見ている分には良いんだけど、ちょっと考え始めると、主人公は清楚で控えめには見えるが、周りを気にせず霊と普通に話すことによって本当は自己主張の激しいのではないかと思えてくるし。幽霊を極度に怖がる井上さんはそんなに可笑しな反応をしているわけではないにも関わらず、回りがあまりに天海を受け入れているだけに可笑しい様に見えるし。霊も普通に存在し過ぎていて、代返侍とか花子さんとかコギャル霊とか、成仏とかが全てではないみたいな。主人公の母親が幼い頃に亡くなっているだけに死んで別れるといか、生きているということが曖昧な感じがした。なんだかもやもやした。

同時期に『境界のRINNE』が放送されていて、これで霊を成仏させているのは何なのだろう。世界観が違い過ぎて、一緒に考えるのは変な話なのだが、なんかもやもやの助長。

何も考えず、霊を題材にしているけれど、そこは単なるモチーフ的な物でしかなくて、単純にそれによって人間に馴染めない主人公との友情物語り的な、ついでに霊とも仲良くしています的な、軽い感じで見れば楽しめるかもしれない。

総評としては下の上。OPとEDは可愛くてちょっと好き。