アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『パンチライン』

全12話視聴完了。

勢いテンションSFアニメ。テンポ良くコメディ調で描きながらも、実は結構シリアスなストーリーで、多分、上手く乗れたら楽しめるのだろうが、そうでないと取り残されてしまうような感じ。

ストーリーは、アパート古来館に住む少年、とうかネタばれ的には少女の身体に少年の心的な伊里達遊太はバスジャックに遭遇したことがきっかけで幽体離脱をしてしまい、肉体意を謎の正義の味方ストレンジジュースに乗っ取られてしまう。霊体として目覚めた遊太の元にチラ之助という猫の幽霊が現れ、興奮すると人類が滅亡する。また、肉体を取り戻したかったら、古来館の何処かにある聖典「ナンダーガランダーラ」を見付けろと言う。その後、亀男による襲撃や、宮沢賢治の登場や、NASに所属するグリーゼの接触など色々ありつつ、また、ネット上にアップロードされた「今年の犠牲者一覧」という動画の中に住人である曳尾谷愛があり、それを回避させようとしたり、地球に隕石が接近したり。まぁ、一度目、アニメでは一度目ですが実は何度も人類を救えずみたいな、そんな事を何度も繰り返していて、遊太はまた過去に戻って、実は遊太本人がストレンジジュースだったりとか。結局は、遊太と同じく古来館の住人であるみかたんと、謎の組織Q-may会の幹部であり、グリーゼに変装していたぐり子は興奮すると超人的能力を発揮するユーバ化といわれる能力を持っており、そのため、幼い頃、組織に囚われており、そこから逃げる再に3人の心と身体が入れ替わったりと。他にも、古来館には台初明香という実はロボットの天才発明家でありハッカーの少女や、秩父ラブラという代々霊媒師の家系だが本人には霊感がないというお姉さんがいたりと、最終的には皆で人類を救おう見たいな話しだった。

まぁ、タイムトラベルに幽霊にロボットに超能力に隕石襲来など、色々な要素が詰め込まれたアニメだった。最も、これだけ盛り沢山にも関わらず、内容自体は追いやすいので見やすくはあったのだが、「パンツを見たら人類滅亡!?」という設定はそのせいであまり生かせてなかった。所々に力の入ったパンチラ、とうかパンモロはあったので楽しめはしたけれども。後は、後だし後だし設定で、ネタバレしたら楽しめない内容でもあったかな。知らないで見るとちょっとおおってなって取り込まれるみたいな。

ただ、最終回自体は「最高でハッピーでピースフルな未来」を目指していたわりには、そうはならなかったというか、強引にハッピーエンド風で感動風にまとめた感じがして、もやもやが残る感じだったかな。

総評としては中の中。絵はポップですごく可愛かった。