アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『クロムクロ』

全26話視聴完了。

OPがGLAYで懐かしかった。なんか、初めて聞く曲なのに懐かしかった。キャラクターデザインもちょっと懐かしい感じ。主に、主人公である白羽由希奈の頭のリボンとか。だけれども映像も綺麗だし、ストーリーも面白かった。26話って長くて見応えあるよね。面白かった。

ストーリーは、富山県、ダム建設時に偶然発見された「アーティファクト」という謎の遺跡。そこには国連主導で造られた「国際連合黒部研究所」が置かれ、遺跡の研究や、人型機動兵器の「ジオフレーム」の実験が行われていた。ある夏の日、研究所所長の娘である白羽由希奈は、母の忘れ物を届けるため研究所を訪れた。だが、突如現れたあぞの飛行物体が富士周辺へ落下し、多数のロボットが出現し、研究所を襲撃する。そんな戦闘の最中、由希奈が偶然に触れたアーティファクトの「ザ・キューブ」から裸の男が飛び出してきた。由希奈をかつての主である雪姫と間違えたその男は、約450年前の戦国時代に生きた青馬剣之助時貞と名乗った。剣之助と由希奈が乗ったことで、突如起動し敵を退けたアーティファクトの「クロムクロ」。剣之助は由希奈の伯父の家で生活することとなり、彼女の通う「立山国際高校」にも共に通うことになる。また、一方で地球の衛星軌道上に一隻の巨大な宇宙船。世界各国にジオフレームを降下させる。生態認証でクロムクロが剣之助と由希奈にしか動かせないため、二人は研究所の戦力として、同じ高校のクラスメイトであるソフィーや研究所の仲間たちと共に、剣之助が「鬼」と呼ぶ謎の敵と戦う日々を送ることとなる。

もう、鬼なのか宇宙人なのか人間なのか。SFかな。宇宙人との戦いに、時代を超えて現れた剣之助という一人の侍。第1話での登場シーンの全裸での戦闘シーンは印象的だった。股間と共に移動するスマホもまた良かった。また、個人的にロングヘアーのざんばら髪は凄く好みだったなと。なのでいつの間にかツンツンヘアーはちょっと切なかったけれども。それと、剣之助が現代での生活に途惑う様は面白かったなと。カレーはやり過ぎ感あったけれども。

なんか、鬼、つまりはエフィドルグとの戦闘の前に剣之助の由希奈にプロポーズして、最終回で剣之助が雪姫のクローンであるムエッタと共に旅立つとか、卑怯でしょう。一度は由希奈を連れて行こうとするも、剣之助は自分の進むべき道を進み、結果的に置いて行かれた由希奈は彼を追いかけようとするラスト。悲恋だけれど、希望を持って進もうとする感じ。切なかったよ。しかも相変わらず作中の音楽に騙されやすい自分としては、もう、切な過ぎて涙が零れた。もう、由希奈と剣之助、再開して欲しい。

もう一つの見所として、セバスチャンのイケメンっぷり。ビジュアルは小太りなちゃらいおっさんで格好良くもないのに、ソフィーに忠誠を誓う男前っぷりには最終話は勿論、戦闘中に死んじゃったかなという場面とか、すごく痺れた。

26話と長い作品だけれど、最後まで楽しく観られた。段々と明かされる謎とか、由希奈と剣之助のラブとか、由希奈の父への思いとか、面白かったなと。それと、由希奈のお母さん、好き。所々で良い味出していたなと。

総評としては中の上。音楽、OP、ED共に良かったと。面白かった。最後まで観切ったなと。

 

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