アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『Rewrite』

13話視聴完了。

そして世界は終焉を迎える。あっ、はい。終焉ですか。頑張ってたけれど、駄目だったのね。で、「やり直すんだ。そして、次はうまくやる」との事で、2期に続くと。なんというか、まぁ、綺麗に終わっていはいたけれども、何一つすっきりしない一期終了という感じ。独りよがりな主人公のハーレム状態からの、感動的なラストの、完全に置いてけぼり感だった。凄くゲーム的だなと思ったら原作は恋愛アドベンチャーゲームとのことで、納得。各女の子事にルートが見えるねという感じ。でもって、今回はバッドエンドなのか、篝ちゃんルートだったのか。まぁ、良い終わりではなかったよね。2ルート目に突入しないとやっていけないよね。

ストーリーは、緑化都市である風祭を舞台に、風祭学院高校に通う主人公の少年、天王寺瑚太郎は、幼馴染の神戸小鳥や吉野晴彦らの友人と共に平凡な日常を送っていた。しかし、都市を上げて行われる盛大な文化祭のような催しである収穫祭が近づく頃、瑚太郎の周辺には不可解な出来事が起こり始めた。そこで瑚太郎はオカルト研究会の部長である千里朱音に相談し、知り合いの生徒たちを巻き込んで調査を開始する事となった。転校生でドジ子の鳳ちはや、風紀委員で金髪ツインテの後輩である中津静流、潔癖症でクラス委員長の此花ルチア。それは瑚太郎にとってちょっとした冒険心であったが、次第にそれは世界の誰も知らない真実へと繋がって行く。

まぁ、実は瑚太郎が超能力みたいなのを持っていたりで特別な人間であったり。一方で、静流は記憶を消す能力を持っていたり、ルチアは自分の触れた生物や植物の命を奪う力があったり、で、不幸な過去を背負っていたり。初めはそんな少女たちの謎を解き、過去のトラウマを受け入れる主人公という構図での学園ミステリー的な物語かと思ったら、6、7話目辺りからどうやら様子が変わり始めて、やたらと主人公に突っかかってきた新聞部の井上が森で行方不明になった事件をきっかけにオカルト研究会は解散の危機に陥り、もうその理由も最もらしい感じで朱音は語っていたものの言いがかりみたいな感じでもあったが、まぁ、篝ちゃんという謎の少女の出現で、なんだか壮大な感じになってきた。色々な組織があって、其々が世界の鍵である篝ちゃんの存在の扱い方を巡って争っていたり。なんだか篝ちゃんが世界の救済をするとのことで、人類が良くない記憶ばかりでどうしようもないから人類を滅ぼすことが世界を救うことになるみたいな感じで、主人公はヒロインたちと主人公特有の関わり方で世界を救おうとする。と、いうか優しくて厚かましい感じでみんな救いたいみたいな。個人的には、主人公のなんというか、もう、それが愛せなかったのだけれどね。更に言うなら、重たいことに軽いノリ。例えば朱音のおっぱいを揉みたいというエピソードを所々に放り込むのが、上手くはまれば良い話しに繋がるのに、はまれないとなんだかなという感じで。オカ研を大切に思う気持ちを熱く語る場面も完全に置いてけぼりを食らってしまった。

可愛い絵柄で深刻な内容って、人を選ぶよね。まさか最後に世界が滅ぶとは。ラスト、なんだか『最終兵器彼女』を思い出した。どうしようもなかったのだなという感じ。だけれどちょっと優しく主人公を包む感じとか。2期では瑚太郎君に是非頑張って貰いたいね。

総評としては中の下。なんだか「Re」が付くアニメが続いてちょっと混乱中。

 

 

 

最終兵器彼女全7巻 完結セット  (ビッグコミックス)

最終兵器彼女全7巻 完結セット (ビッグコミックス)