アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『腐男子高校生活』

全12話視聴完了。

腐っているからって皆、3次元で萌られるかというと別のお話しだよ。漫画とかアニメは良いけど、クラスメイトとかはないわと、自分は思ってしまう。そこは個人差があるところではあるけれど。だから、腐っていることを許容することと、腐っていて、自分で妄想されているかもしれないということを許容することの間には大きな壁があるとは思うのです。だから、坂口君のお友達は皆心が広いなと。

物語りは、BL大好き男子高校生である坂口亮を主人公に、その周囲の日常生活を描くアニメ。まぁ、隠している設定の腐女子な美少女、西原ルミとか、主人公とくっつきそうでそうではない同士的立ち位置で出てきたり。

この二人、将来的に腐の夢と夢を詰め込んだ『ヲタクに恋は難しい』のカップルとかになったらむかつくなと。まぁ、この漫画も、好きなキャラが死んで落ち込んでいる主人公に周りが心配しているも、理由がわかった時、なんだ、そんなことかと言っているエピソードで、自分とは相容れない作品ではあったけれども。個人的に「腐」を描いた漫画としては『腐女子のつづ井さん』の方が、エッセイコミックに変かもだけど、リアルで素晴らしかったなと。突き抜けた感が良かったな。だけど友達の存在がぼっちでアニメを見続ける自分にはファンタジー的要素ではあったのだけれどもね。

まぁ、巷で流行っているという腐男子をモチーフとした作品とのことで、誤解されやすいのはBLスキとホモは別のお話しということを強調していたなと。なので、坂口君の友達として、ロン髪で凄く理解のある中村とか、オネエ系な白鳥に、白鳥の事が恋愛的な意味ではなく好きな上田。夏コミでBL本を出していた台後とか、個性的な男子高校生が出て来るが、本作品中にBL的要素はなかった。寧ろ白鳥とか、宮崎と戸崎のエピソードとかやり過ぎ感あったし。まぁ、こういう個性的キャラクターでお話自体が動いていくので、5分アニメとして軽く観るには楽しめたかなと。

ただ、最終話の主人公が何故BL好きになったのかというきっかけを話す場面があったのだが、たまたま本屋で好きな漫画のアンソロ見付けてって、昭和らしいよ。昭和的はまり方。今の子はネットではまるらしい。らしいばかりだけれども、確かに、今、本屋さんでアンソロあまり見ないなと。地方だと違うのかな。まぁ、ネットが中心になってはいるよね。

それと、同人誌買いに行って、18禁買えないって。もう大人になって久しい身としては、それがなんだか新鮮だった。高校生だもの、当然のことなのだけど、忘れていたわ。でも、BLって商業の方がエロいよね。こんな所まで描いちゃって大丈夫っ!? ってびっくりするよ。同人誌の方が厳しいイメージ。

総評としては中の中。特に何も思うこと無くという感じ。

 

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ヲタクに恋は難しい (1)

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