アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『タブー・タトゥー』

全12話視聴完了。

少年漫画っぽいのと、格好良いっぽいものを詰め合わせてみたよ。でも、ぽい感じでだから、いろいろ深くは突っ込まないでね、テヘペロッ♪ という感じな作品。

主人公の少年の名前が赤塚正義でジャスティス君。素敵過ぎだね。通称はセーギだけど、ジャスティス君って良い名前じゃないか。でもって祖父から柔術を習っていて、亡き父は警察官で、正義感が強くて悪い奴は許さない。もう、いかにもな主人公。更に、ある日、謎の男で研究者なワイズマンを助けたことによって、紋章(タトゥー)を拳に入れられて、って、勝手に。おじいちゃんに怒られそう。まぁ、それによって特殊な能力、理法喰らい(ヴァイド・メーカー)とか三人目の「無鍵の呪紋」とか手に入れちゃって、でもって、トリガーは血液。呪紋に関連する争いに関わる事になってしまう。

そんなセーギを巻き込んだのか、守っているのか、ヒロインのブルージィ・フルージィ。通称イジー。可愛らしい少女だけれど、アメリカ陸軍中尉だよ。呪紋によって成長が止まっているとか、遺跡の研究者だった両親がいたけれど、遺跡で爆発して、唯一の生き残りで、アメリカ陸軍大佐であるサンダースの養子になったよとかいう、ちょっと重たい過去とか背負っちゃっているよ。でもって、呪紋を巡っての遺跡での戦闘の時に恋人のBBと片腕を無くしちゃったりして義手になったり。

そして、もう一人のヒロイン。セーギの幼馴染でクラスメイトのトーコちゃん。イジーがスレンダー少女なら、トーコはむっちりめの少女。世話焼きお節介。で、普通の子だったのに巻き込まれちゃう。まぁ、がんがんいくので、巻き込まれたのも自己責任的印象は拭えないけれどね。そんなこんなで、敵に利用されちゃって、遺跡での戦いでは予想外にも死んじゃったり。本当に死んじゃったの!? 最近のアニメは容赦ないな。そこまで悲しくしなくてもと思わせつつ、セーギはトーコを守れなかったと、その後、仇を討つため戦闘訓練をするのだけれど、どうやら本当は生きていたっぽいよ。

呪紋を巡っての戦闘ということだが、南アジアの米国に継いで世界第二位のセリニスタン王国と米国での戦いらしい。王国の女王である女好きなちょっと変態染みているアリヤが呪紋を使って世界をリセットしようとか、そんな企みがあったり、な、感じらしい。アリヤが人体実験で生まれたとか、姉妹みないなのいたり、忠誠を誓う少女がいたり、なんか、国としての戦争どうのというのではなく、アリヤ個人のどうのこうで色々持っている感じだったよ。

なんか、色々な独特な名称の言葉とか能力とか出て来て、ストーリーがまったく頭に入って来なかった。イジーがセーギとトーコの通う学校に転入する学園生活とか、無駄に個性的な先生とか、更に、トムさんの個人的趣味とコスプレ好きな婚約者とか、無駄に小さなエピソードをちらちら挟んでくるので、余計に大筋がわからない。結局、よくわからないまま最終回を迎え、何も解決していないようなもやもや感だけで終わってしまったよ。なんだろ。力の無い正義は正義でないとか、セーギ君いつまでも子供でいられないとか、色々格好良いっぽいこと挟んでたんだけどなー。なんだかなー。ぽいで終わってしまったなー。

総評としては中の下。そろそろ面白いアニメが観たい。