アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『ヴァルキリードライヴ マーメイド』

全12話視聴完了。

地上波で流して大丈夫なのか不安になるエロアニメ。見せちゃいけない部分が白消しでもなく、靄でもなく、光がピカーッと。もうそれは不自然などと思う事なく、一種の様式美と化してしまったのだろうか。おそらくDVDで取り払われるのだろうが、もう、光っていて良いよという気にさせられる。まぁ、『聖痕のクェイサー』や『クイーンズブレイド』と監督も一緒だし、作風も一緒。あまり監督やスタッフを意識することもないのだが、この金子ひらくさんだけは別格だなと。聖痕のクェイサー』に対しては、知人が「おっぱいちゅうちゅうクエイサー」と呼んでいたのが頭から離れない。どんなシリアスな場面でも自然に乳頭がビカーッと光っていたし、ちゅうちゅうしていたし。エロいというよりも、面白かったよ。嫌いじゃない。

女の子が興奮すると武器になる。これを扱う女の子とペアになって戦う。まぁ、主人公含め、女の子と言うキーワードでキャラクターを描きながらあくまで女の子と言う道具として扱っている感じがあり、個人的には好き。何と言うか、女の子側からすると悲惨だよね。10代から20代の女性にウイルス性の不治の病が流行し始め、それが発症すると強制的に政府により作られたマーメイドという人工島に感染者保護のため隔離されてしまうのだから。その上、島に送られた少女たちによって組織されたフェステでの確執などに巻き込まれたり、リブレイターなる武器を扱うペアになる少女を選定する儀式「ブライダル」を自分の意思とは関係なく開催されたり。その上、ヒロインなのかな、主人公の少女、処女まもりは体育の授業中にいきなり隔離され、体操服ブルマーな格好で胸には「処女」という苗字「とこのめ」と読むのだが、そんな名札が付いていたため、第一話でいきなり闘技場的な所でしょじょコール。これに対する嫌悪感で視聴を止めた人、いたみたいね。確かにちょっとと引く気持ちもわかるが、インパクトとしてはよかったのではなかったかなと思う。何と言うか、彼女に人権がない感じ。ラストに強制的に百華によって感じさせられた時とかも彼女に選択権のない感じ。最強の武器化する「エクスター」の登場としては良かったなと思う。でもってまもりちゃん。キャラクターが本当、名前通りでびっくりした。処女ビッチ、良いね。ちんちくりんで可愛い。

自分個人としては、創作物としては人権や人道を守る必要性は常にないと思っているので、例えばレイプも創作物としては問題ないと考えている。勿論、年齢制限やそれを誰にでも目に付くように置かれていても良いということではないし、さらに言ってしまえば、その創作物を楽しむ事とそれを現実世界に持ち込む事はまったく別のことであるとも思う。オタクが犯罪者的に祭り上げられる事もあるが、それこそ二次元と三次元の区別が付いていない人のやることではなかろうかと。まぁ、この「処女」問題に関して駄目な人がいる事は事実だが、良いなと思った自分を完全否定されたというちょっと嫌なことがあったので、改めて考えの整理もかねて書いてみた。

もう一人の主人公、敷島魅零ちゃん。まもりちゃんと組む子なのだが、褐色の肌に長い金髪に筋肉質なのにグラマラスボディ。無口で一見無愛想で怖そうなのだが、実は優しくて純真純情で、まだ15歳。年下なのに、ふらふらしているまもりちゃんを守りながら、大切にしている感じが格好良かった。最後、まもりちゃんと寄り添っている姿をみて良かったねとほっとしたよ。それと、魅零ちゃんの蹴りが重くて凄く好き。肉弾戦、めっちゃ良かった。この作品、つい光ばかりに目が行くが、美少女セクシーバトルアクションと銘打っているだけあり、動きが格好良い。乳揺れだけじゃなく、本当に戦闘シーンに目が奪われる。最も、定期的に一定部分が光るので、気は散るし、面白いけれども。100%のヴァルキリードライヴのデザインも良かったよ。最後の最後で格好良いと思っていた戦闘シーンに可愛らしさがあったね。

個人的に印象深かったのは第5話のにみちゃん。どんどん巨大化する女の子。衝撃的だった。それと、百華ちゃんの連れている女の子のグラマラス過ぎるというか、ぽっちゃり、マシュマロ系女子が、あまりにもあまりで、忘れられそうにない。後は、島にいる唯一の男性ということでヴェルターのトップにいた柊晶さん。もう登場から宝塚感半端ない。どうしてあれを男性だと思える。晶さん頑張っていたけれど、もう、不自然さがいっぱいだったなと。

総評としては中の上。久々にDVD欲しいなと思う作品。光が消えているからとかでなく、気が散ることなく戦闘シーンが見たいなと。それと、OPが良いな。久々に曲を買おうかなと思う。