アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『青の祓魔師 京都不浄王篇』

拾弐話視聴完了。

青の祓魔師』第2期。前作から時間が経ち過ぎじゃないですかね。確かに第1期25話分見ていたはずで、ストーリーもおぼろげに記憶にあった。弟君のホクロえろいなぁなどと思ったのも変わらずなのだが、2011年って6年前。当時、面白い。兄弟萌えでふふふ。お兄ちゃん大好き雪男君良いね。と、枕抱えてぐるんぐるんしていた気持ちなど、もう冷めていましたわ。

今回、『京都不浄王編』とのことで、第1期の後半のアニメオリジナルストーリーを吹っ飛ばして原作準拠でのアニメ化。まぁ、良かったよ。良かったのだけれどね、主人公少年、奥村燐の抱える、サタンの落胤として生まれ何も知らされず育った重みとか、それによって育ての親であり、悪魔を祓うことを生業とした「祓魔師」である藤本獅郎が死に、己の出目を隠して祓魔師になることを決意したのとか、正十字学園内部に存在する祓魔師養成機関、祓魔塾に通うことになるも、魔神の「青い炎」が周囲に露見し、サタンの息子であることで周囲に距離を置かれたりとか、すっかり忘れていたよ。見ながら、嗚呼、こんなんだったとか。燐ってこんなに大人っぽかったっけとか。映画化したり、色々あったから、知らない間に成長したのかなとか。まぁ、なによりも何故に急に

京都とか、原作がそうなのだからそうなのだろうけれど、6年ぶりだと、途惑う。仕方がないよ。彼らには昨日のことでも、こっちとら大分前のことで、同じ、かはわからないがそんなテンションで急に再開されても困るわぁという。勝呂とか志摩君とか、メフィストなんて印象深いキャラなのに、誰? くらいの感じだし。だからといって前作を見返すほど好きだったというわけでもなく。困るわぁ、というのが今回『青の祓魔師 京都不浄王篇』を見た一番の感想だった。

でも楽しめなかったかというとまた別で、京都好きだし、第4話「背信棄義坊」の父親を疑う坊に燐が「親父を簡単に切り捨てんじゃねぇ」と叫ぶの、凄く、燐ちゃんってなった。凄く印象深い台詞。自分のことと坊のことを重ねてしまって、感情が溢れる燐。凄く切ない。そして、その怪しい素振りを見せる頼りない風貌の勝呂の父親が、騙された蝮ちゃんを助けるお父さん。実は秘密を守って、必死に戦って、惚れるね。そして蝮ちゃん中性的で勝手に少年キャラだと思っていたので、最終話で結婚とか、更に言うならば幼く見えていたので、個人的に驚いた。が、ぱっつん髪とかビジュアルが好みで、好みのキャラが幸せになれるなら嬉しいと。そして、10話頃には色々思い出して雪男君の兄に対する複雑な心情とか薄い本で違ったシュチュエーションで昔読んだわあぁ。とか。最終話の旅館の自動販売機前の椅子で転寝している所に現れる燐ちゃん。そこで兄弟萌え再び。ふふふだねと。

総評としては中の上。何だかんだで面白かった。

 

青の祓魔師 1 (ジャンプコミックス)

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