アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『ViVid Strike!』

テレビ放送全12話+特別番組「ViVid Strike! 〜ViVid Xmas〜」視聴完了。

魔法少女リリカルなのはシリーズ』の続編なのね。リリカルなのはは一切見たことなかった。だから可愛らしい絵柄で予想外にガチな格闘物。そして近未来要素に、魔法要素。でもって必要性の見えないマスコット。戸惑いしかなかった。

可愛い少女が結構ガチで殴り合って、肋骨が砕けたり、歯が抜けたり折れたりは、衝撃的だった。更に、主人公フーカが「親無し子」と直接的言葉で虐められているシーンを見ながら、これは絵柄だけが可愛いだけで、其のうち、橋の下に住む片目の見えない男なんぞが出て来るのではなかろうかと思ったよ。でもって、気持ちのすれ違った幼馴染のリンネに対し、「あの目が嫌だから、殴って元に戻させる」とか抽象的理由過ぎるだろうと、なんか、いまいち、乗り切れなかったよ。更に、リンネのいじめられた過去。壮絶だったけれども、だから「何もかも終わり」と反撃して起こした暴力沙汰からの格闘技を始めるのも、感情移入できなくて、完全に置いてけぼり感。そこから、最後のフーカとリンネの戦い。「おまえのくれた優しさが、つないでくれた手が、わしを人間らしくしてくれた」とか感動的なラストにしようとしたところで、「暴力だけでない心での殴り合い」とか言いつつも、なんというか、個人的にはガードを止めてひたすら殴りあうってすでに格闘技としてどうなのと思ってしまって、ノー突っ込みで見られなかったよ。駄目だ。最終話で今まで酷いことを言ってきたリンネの対戦相手からのビデオメッセージとか、それは、流石にないわぁ。急に全てちゃらにはならないよ。自分が傷付いているからって、他人を傷付けて良い理由にもならないし。とか。

なんか、色々駄目だった。なのは知っていたらちょっと違ったのだろうけれど。まぁ、久々にサンドバッグ思いっきり殴ったり蹴ったりしたくなった。

総評としては下の上。