アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『バチカン奇跡調査官』

全12話視聴完了。

この物語は実在の名前とは関係ありません、と注釈が入るよね。リアル系の絵と題材なにもの関わらず、予想外にさっくり面白おかしく観られたのは奇跡という陳腐で素敵な物を中心に物語が進行していくからだろうか。

キリスト教カトリック信仰の聖地バチカン市国。そこに寄せられてくる「奇跡の申告」に審査を行い、真偽は判別する機関「聖徒の座」に所属する神父は奇跡捜査官と呼ばれる。敬虔なカソリック教徒で天才的な科学者でもあるが、科学で実証できない「奇跡」との出会いを求めて、奇跡調査官の任に就いた、平賀・ヨゼフ・庚。古文書と暗号解読のエキスパートで、奇跡調査官として平賀とコンビを組むロベルト・ニコラス。二人のイケメン天才神父コンビがあらゆる「奇跡」を捜査し、そこに隠された事件と陰謀を暴いていく。

 

冒頭3話で始まったお話しはナチスヒットラー精子は色々な場所で冷凍されているね。すごくキャッチーだなと。

でもって、情報局に在籍し、情報収集や道具の調達などで補佐する謎多き天才で獄中の犯罪者、ローレン・ディルーカ君。敵なのか、悪なのか、キラキライケメン、アフリカのソフマ共和国の教会で貧しい人々を救う聖者のような司祭のジュリア司祭。療養中のためドイツの病院で過ごしている平賀・ヨゼフ・庚の弟、平賀良太。などなどイケメン大放出の、嗚呼、綺麗だなと。

キリスト教徒か宗教的文化や機軸や問題などに無学ではあるのだが、『赤毛のアン』の時代のような盲目的キリスト信仰。奇跡という、異教徒、悪魔崇拝にもなりうる、微妙な面白さがあった。不謹慎かもしれないが、宗教って客観視すると面白いよ。盲目に神を信じる滑稽さとか。

総評としては中の中。原作も面白そうなのだが、最近、本を積み過ぎて手が出せない。