全12話+特別編視聴完了。
異世界ファンタジー。リアルという名の下に不必要にグロテスクで過剰な表現。決してそれを非難しているわけではなく、自分自身、それも好きだけれども、それが物語りの中心にあるため、内容がすっかすかに感じてしまう。
いや、主軸としては、一般的に弱いという認識のゴブリンのみを討伐するのみで銀等級を得たゴブリンスレイヤー。コミュ障でゴブリン以外には鈍感で、ただ、ゴブリンを殺すことのみに執着する青年が、冒険者になりたてで、ピンチに陥った女神官を助けたことをきっかけに仲間が増え、周りに認められていく。でもってハーレムではある。
ハーレムは、ハーレムで良いのだが、ゴブリンスレイヤーさんはつねに鎧を身に着けており、お顔が見えない状態にも関わらず、その不器用ながらの直向さや真面目さ、実直さに、女神官は惚れました。受付嬢も。エルフも。幼馴染も素顔は知っておりますが、そこではない所に惚れております。男は顔ではなく、魅力的でした。という体で進められていたのが、最終話で兜を外したゴブリンスレイヤーさんのお顔を頬を赤らめて見る女神官さんという思わせぶりな演出に、嗚呼、イケメンだったので。そしてイケメンはあくまで付属なのねとう言う感じが、なんか、もう、厭らしいよ。こんなの、皆、好きじゃん。『俺物語!!(『俺物語!!』 - アニメ視聴否忘失録)』的といいますか、男は顔じゃないけどモテるっていう設定が。
後は、物語りのキーになるゴブリンの存在。個人的にそれをどう扱ったものかちょっと良くわからなかった。人間に近い存在のゴブリン。『灰と幻想のグリムガル(『灰と幻想のグリムガル』 - アニメ視聴否忘失録)』の冒頭では、人間と同じように営みをするゴブリンが描かれていたが、この作品中のゴブリンはただ人を殺し、女を犯すという、残虐非道に描かれており、その行動原理がよくわからなかたので、単なる物語の必要にいるだけの存在なのだろうなとしか思えないというか。その点が浅く感じてしまった。その辺り、原作ではどうなっているのか気になるなと。
主人公は「俺は世界は救わない。ゴブリンを殺すだけだ」というのだが、皆が皆、世界を救うわけではないよねいとうのは凄く好感が持てるし、面白かった。
総評として中の中。
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